ギスギスしたお茶会4 ページ24
スマホを見ながら、コナン君が周りに聞こえるような声でそう言うと、高木刑事と目暮警部は口を合わせて「え？」と言っていた
と言うかコナン君そのスマホ誰の？
コ「だってホラ、ここに落ちてた携帯電話に色々写真入ってたけど……亡くなったおばさん右手におハシ持ってるよ！」
落ちてたやつだったー！！それ勝手に触っちゃ怒られるやつだよコナン君
案の定毛利探偵がコナン君をつまみ上げていた
小「コラ！勝手に現場の遺留品いじってんじゃねーよ！」
目「だが何が変なんだ？普通ハシは右手に……」
目暮警部が不思議そうにコナン君に聞くと、毛利探偵から開放されたコナン君は床に落ちているカップを指していた
コ「でもさ、床に落ちて割れてるカップ……よーく見てみてよ……」
そこまで言うと、私の方を見て何か訴えてきた
何？ここまで言っといて私に喋れってか
まぁ喋っとかないと後々面倒くさそうだから仕方ない……
『あ、ほんとだ…カップの取っ手の右の方に…口紅が付いてるね……』
とコナン君が言うはずのセリフを私が言うと
目暮警部が「君は？」と話を私の方を見てきた
そう言えば目暮警部と会うのは、毛利探偵の友人の結婚パーティーの日以来だっけ
コ「この人は津々路さんって言うんだけど、おじさんの助手をしているんだ！！」
目「な、なるほど……君も探偵だったのか(また面倒臭いのが増えたぞ……)」
目暮警部面倒臭いと思ったよね？
仕方ないじゃないか、私もなりたくて探偵やってるわけじゃないんだし！！！
聞くなら無理やり引きずり込んだ安室さんに聞いてください(他人事)
『それで、話を戻しますけど…これって左手で紅茶を飲んだって事ですよね』
私がそう言うと、目暮警部と高木刑事は「「た、確かに……」」と同時に納得していた
すると毛利探偵は不思議そうに「でも…」と話し始めた
小「何で被害者は左手に……」
その毛利探偵の疑問は直ぐに安室さんによって打ち砕かれることとなったが…
いいなぁ……私も紅茶飲みたい
帰ってから飲もうかな…
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作者名：もち米 | 作成日時：2020年3月21日 13時
