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本探しが開始から数時間が経過した。
「ダメ…全っ…然見つからない…」
八尋先輩と光は探すのに疲れて机に突っ伏していた。
『八尋先輩、光。頑張ってください。まだまだ先は長いんですから…』
「俺もう無理だ委員チョー…」
『そういう時だけ頼るな。』
めんどくさい時だけ委員チョーって都合良すぎるだろ。
「Aちゃん〜…だってこの書庫どんな順番で並んでるのかも分からないし…その前に花子くんの本ってどんなタイトルなの？」
『花子ってのは実名じゃないでしょうからね。一冊一冊手に取って調べるしか無いですよ。』
「そんなぁ〜！」
八尋先輩が疲れてる分、私も頑張りたいけど正直怪異には関わりたくないんだよね…。
『あれ、八尋先輩。頭に何か付いてますよ？』
「へ？どこ？」
八尋先輩が動き、ふわっと髪が動く。
付いていたのは16時の書庫を見つけた時にいた蝶だった。
いい感じに浮く髪。
いい感じに止まってる蝶。
そして最高の八尋先輩のビジュアル。
＿＿＿＿ズッキューン♡
それがマッチして私の心に矢を放った。
『…………ぅ。』
耐えきれず、声に出してしまうほどの可愛さと綺麗さ。
八尋先輩最強か…
「蝶…Aちゃんの見つけた蝶もこんな感じ？」
『あ、は、はいっ！』
放心状態になっていた私を呼び戻したのは、放心状態になった原因である八尋先輩だった。
「またなにか分かるかも！」
すると八尋先輩は急に蝶に向かって走り出した。
「先輩！」
『行くよ光！』
私たちは危なっかしい八尋先輩を追いかけた。
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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ！ (9月10日 22時) (
レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください！ (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななサマ | 作成日時：2023年8月25日 17時
