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「うおっ早…」
ミライと呼ばれた女の子はポーンポーンと消えてしまった。
「やっぱり…
この一連の騒動は君たちが原因だったんだね。」
花子さんは蒼井先輩の首に包丁を当てた。
「…そうだよ。……ミライが脱走したんだ。」
蒼井先輩は時計守の説明をしてくれた。
そして脱走したミライちゃんは未来を司る時計守だった。
それにより、時間を進められた生徒が老人化してしまったんだって。
「じゃあ…君も俺もその"ミライ"を捕まえたいってことだよね。キョーリョクして一緒にその子を捕まえようよ。」
花子さんはニコニコと蒼井先輩に手を差し出していた。
「ちょっといい…？」
八尋先輩がおずおずと気になってたんだけど…と話を始めた。
「茜くんって…怪異のことキライなの？」
「…そんなこと、当たり前でしょ。大っ嫌いだよ！」
純粋な笑顔で蒼井先輩は答える。
私はその会話にドキッとした。
「僕からすると…逆に八尋さんの行動が疑問だよね。」
「でも花子くんは悪い子じゃないのよ。」
「悪い子じゃない？へー…でもそいつさぁ」
＿＿ガッ
蒼井先輩は花子さんの腕を掴んだ。
「人殺しなんだよね？いい？これからお前がどんないいことをしても、お前がやったことは取り戻せない。だって人は死んだら生き返らないから。」
私は蒼井先輩の言葉を聴きながら考えた。
私…元々怪異を嫌っていた。
……そのくせして、都合のいいときに怪異を使った。
今だって花子さんを使ってる。
「でも、僕もミライを捕まえたいからね。協力してくれるなら大歓迎。たとえ人殺しだろうとね。
よろしく七番様。」
「イイネ、君みたいな人間。俺だいすき。よろしくね。」
＿＿＿私は…何？
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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ！ (9月10日 22時) (
レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください！ (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななサマ | 作成日時：2023年8月25日 17時
