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「…え？」
「だから、わかんない。」
時計守討伐隊の間は静まり返った。
「お前七不思議のリーダーなんじゃねぇのかよ！」
「やー、一番って守人だからかちょっとカタいとこあってさー。」
光は花子さんの首をギリギリと締める。
「あれは忘れもしない初顔合わせの時…」
そうして花子さんの回想が始まった＿＿
「時間を操る！？すげーっ！
エ□いことし放題じゃん！！」
「って言ったら二度と会ってくれなくなった。境界の場所も教えたくないって。」
「このドスケベ野郎があああ！！」
『なんてことを言ってるのよ…』
光も呆れている。
八尋先輩は声も出ていない…。
「えっ…じゃあ少年は時間操作できてもエ□いことしないの…！？」
「しねぇよ。」
信じられない…と花子さんは光に疑いの目を向ける。
信じられないのはこっちの方だ…。
「でもやり放題だよ…！？」
「しねぇっつってんだろ！！」
『………』
私は何も言わず、八尋先輩を守るように前に立った。
「じゃあ…花子くんも私たちとおなじで何も知らないの？」
「うん。あっ、でも１個だけ聞いたことがあるかな。三人の時計守のうち真ん中の一人…現在を司る二人目の守人は
＿＿この学園に"生徒"として紛れ込んでいるらしい。」
『生徒として…？』
まだいたのか…。
「うん。だからそいつを捜し出して…」
「いたずらはやめるように説得するのね！」
「ううん。ボコボコにして1人目と3人目を誘い出す。」
花子さんはシュッシュッと光に向けてパンチをしている。
さすが七不思議リーダー…。
『そんなに計画立ててるってことは、2人目の目星がついてるんですか？』
「せーかーい！いくら上手に人に紛れても七不思議レベルの怪異が同族まで正体を隠すのは難しい…。」
花子さんは八尋先輩に後ろから抱きつく。
八尋先輩になんてことしてくれてんだよ！
私は花子さんを投げ飛ばしたい気持ちをなんとか抑え込む。
「気配がするんだよね。ヤシロの組から。」
「私のクラス！？」
八尋先輩は驚いていた。
私も担任が七不思議だった時は驚いた。
「そ。この中に守人がいるってこと。」
花子さんは八尋先輩の教室のドアを軽く触れる。
「ヤシロさっき話してた、アオイちゃんだかアカネちゃんだか…ヤシロに怪異の話を教えてくれるかわい子ちゃん。その子だけいたずらの被害がなかったんだよねぇ。
＿＿＿それってなァんか怪しくない？」
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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ！ (9月10日 22時) (
レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください！ (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななサマ | 作成日時：2023年8月25日 17時
