検索窓
今日:4 hit、昨日:36 hit、合計:7,266 hit

>>35 ページ35

『戻りました〜』


私は生徒会室の中に入った。


「おかえりA。…機嫌いい?」


『え、いえ…そんなことないです。』


「あれ、何持ってるの?」


蒼井先輩の視線の先には私の持ってるポ○キー。


『これは教室でお菓子パーティーしてた光から貰いました。』


「ふーん…」


蒼井先輩は意味ありげに声を出す。

めんどくさそうなので一旦スルー。


そしてポ○キーを開けた。


『どうぞ。』


「いいのかい?」


『はい。疲れているでしょうし…』


ありがとうA。と源会長はニコニコ笑顔。

こんな美形な顔が笑ってたら誰でも落ちるよね。


「俺もいい?」


『どうぞ。』


ありがとう。と少しぶっきらぼうな感じで言う蒼井副会長。

どちらかと言うと源先輩より蒼井先輩の方が光に似てる気がする。


なんてちょっと失礼(?)なことを考えながら私もポ○キーを口に運んだ。

甘いチョコとサクサクのクッキーが美味しい。

こんな感じのお菓子、久しぶりに食べたな…


たまには息抜きで食べようかな。


「Aはここまでやれば終わりだよね?」


『はい。』


「じゃあちゃっちゃと終わらせちゃおっか。」


いつも仕事を手伝ってくれる副委員長が今日はお休みで、時間がかかっちゃったんだよね…

でも源先輩と蒼井先輩が手伝ってくれたからすぐに終わりそう。

私は先輩方に感謝しながら手を動かした。






『終わった〜!』


「うん、お疲れ様。」


優しく微笑む源先輩。


『手伝ってもらいありがとうございました。』


「いいよ。もう結構暗いから蒼井に送ってもらいなさい。」


「僕!?」


『あ、私今日一緒に帰る約束してる人がいるんで…』


光が靴箱で待ってるはず。


「靴箱にいるんでしょ?光が。」


『え、なんで知って…』


「ほらほら、蒼井。靴箱まで送ってやりなさい。Aも早く荷物まとめて。」


『あ、ちょっ』


「お、おい押すなよ!」


私と蒼井先輩は強制的に外に出された。

確かに外は暗くなり始めているところで靴箱まで電気が着いておらず暗闇が広がっていた。


『すいません蒼井先輩…』


「いいよ、Aのせいじゃないでしょ。あの人言い出したら聞かないし。」


気にしないで。と言ってくれる蒼井先輩。

意外と優しい。


「…失礼なこと考えただろ。」


『…いえ?』


「その反応図星だな。………Aさ、もしかして___」


『………え』


蒼井先輩が言った言葉は…

>>36→←>>34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ! (9月10日 22時) (レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです!これからも更新頑張ってください! (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ななサマ | 作成日時:2023年8月25日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。