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「「終わった〜」」


掃除が終わり、片付けも終わって崩れ落ちる一同。

確かに毎日これは大変だね…


「お疲れ様Aちゃん、源くん!」


「お疲れ様っす!」


『お疲れ様です。』


八尋先輩は優しく笑いかけてくれた。

これだけで疲れが吹っ飛ぶよ。


「俺は!?」


「だって花子くん何もしてないじゃない。」


「応援してたでしょ?」


「花子くんもお疲れ様。」


八尋先輩は渋々といった感じだけどね。


「じゃあ帰りましょうよ。」


「そうね、下校時刻もあるし。」


「俺お見送りする〜」


という感じでみんなで帰ることに。


「Aちゃんは嫌じゃない?毎日トイレ掃除って…」


大変だし…と八尋先輩が愚痴を挟みながらも聞いてきた。


『え、うーん…そうですね。大変だとは思いますけど嫌では無いですよ。』


「マナベ〜!」


『わっ!』


俺嬉しい〜!と花子さんが抱きついてきた。

首が締まる…っ


「おい花子、委員チョーが死にそうだぞ!?」


「あ、ごめんごめん。」


『い、いえ…』


ありがとう源くん…命の恩人だよ。


「でもなんで嫌じゃないの?」


『うーん…友達があまりいないのであんまり放課後とかに友達と遊んだ経験がなくて、なんだか新鮮で…』


「友達いねぇの委員チョー?」


『うん。話したりする友達はいるんだけど、みんな私とじゃなくて委員長としての私としかあんまり話をしないから。』


委員長としてみんなの役に立ててるならそれだけでいいんだけどね。


「そうなのね…じゃあ私たちは今日からAちゃんのお友達ね!」


『お友達…?』


「そう!」


みんな優しく笑ってた。


『お友達…ふふっ。』


ずっと聞きたかった言葉。

言って欲しかった言葉。


その言葉に私は笑みを零した。



「「「ズッキューン♡」」」



「Aちゃん、可愛いとカッコイイを持ち合わせてるのはズルいわ…」


「ちょっと今のはヤバい…」


「心臓がビクッってしたぞ…」


『え?』


それからみんなが胸を抑えるもんだからちょっとびっくりしたけどね。


『早く帰りましょう!』


私は嬉しい気持ちで足を踏み出した。

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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ! (9月10日 22時) (レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです!これからも更新頑張ってください! (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななサマ | 作成日時:2023年8月25日 17時

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