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「んじゃ続きは明日な！」
「昇降口で待ってて」
『私委員会で遅れるかも。』
「え〜？僕より委員会の方が大切なの？」
『うん。』
「ツライ！！」
なんて、話をしながら校舎に入った。
「ミーツーバくん」
その時、急に後ろから聞こえてきた男の子の声。
だれかに…似ている気がする。
「困るなぁ勝手なことされるの。」
ゾッとする、暗い声。
振り返ると、そこには右頬に"封"をつけた真ん中のボタンが印象的な帽子をかぶる男の子がいた。
「花子…？」
光が小さく呟いた。
私もそう思ったけど、違う。
"コレ"は何？
「俺になんにも言わずに行っちゃおうだなんて…」
『三葉…』
本能が言う。
"コレ"はやばいやつだと。
「ダメだよ」
三葉の体に手を貫通させて男の子は何かを引きずり出した。
私が三葉に伸ばした手が虚しく宙を切る。
＿＿＿ドン
三葉が私に倒れかかる。
脈はなく、冷たい体。
『みつ…ば？』
「な、何すんだテメェ！！」
怒りに満ちた光は男の子に殴り掛かる。
＿＿＿ガン
嫌な音が響く。
視線をあげると柱に寄りかかる光。
その頭からは血が出ている。
柱にも血が着いているからきっと男の子がやったんだ。
『光、みつばぁ！！』
動けなくなっている2人を呼ぶ。
「ねぇーミツバぁ。君は俺に願ったよね。"みんなの記憶に残りたい"って。」
『来ないで。』
私は三葉を抱えたまま、後ろに下がる。
「たった2人で満足？違うでしょ？ねぇ？ミツバ。」
『やめて！！』
三葉の頭を掴む男の子の手を払った。
「……へぇ、君。名前は？」
『……言わない。』
三葉を抱きしめる力をギュッと強める。
初めて男の子と目が合う。
花子さんに似てるけど、狂気を感じる目。
「ふーん…まぁいいや。でも大人しくしてて。」
『え、』
そこからの記憶はなく、最後に見たのは男の子の楽しそうな嬉しそうな顔だった。
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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ！ (9月10日 22時) (
レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください！ (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななサマ | 作成日時：2023年8月25日 17時
