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「ばあっ！！」
『うわ…………』
え、上から誰かが脅かしてきた…。
「………」
『………』
「『………』」
いや気まずいかよ。
『真鍋Aです。初めまして。』
気まずいから一応挨拶。
「よく今の空気で挨拶できたね…初めまして、おれは学園七不思議が七番目、トイレの花子さん。よろしくねマナベ。」
『花子さん…よろしくお願いします。』
本音はあんまり関わりたくない。
花子さんに、というわけじゃなく怪異全般に。
「何そのよろしくしたくない感！」
俺傷つく！！と喚く花子さん。
ごめん…
「マナベは俺のこと見えんの？」
触れる？としれっと手を握ってきた花子さん。
『昔から見えるし触れます。生まれつきみたいな感じです。』
「へぇ…親が霊感あるとか？」
『いえ、普通です。』
へぇ〜と興味深そうにジロジロ見ないで欲しい…
『あの、私帰るんで…』
「え、帰っちゃうの！？せっかく俺のことが見えるのに！？」
何をそんな自信満々に…
『用は済んだので。さようなら…』
私の足を止めてきたのは花子さんと八尋先輩、源くん…。
「お願いマナベ！ヤシロと少年は今からトイレ掃除をしないといけないんだよ！」
『はぁ…』
「お願いAちゃん！私たちだけじゃ大変なの！」
「委員チョーも手伝ってくれ！」
そんなに必死に頼むことかな…？
『トイレ掃除くらいなら別にいいですよ。でもここのトイレくらい3人でできそう…』
「あーあー！早く始めないとね！！」
「そうですね先輩！！」
「頑張れヤシロ！少年！マナベ！」
『……え、なに？』
なにか面倒くさいことに巻き込まれた気がする…
『水汲んできますね。』
私はバケツを持ち、近くの水道に水を汲みに来た。
なんでトイレ掃除にあんなに必死なのかよく分からないけど…
『持ってきました。』
「ありがとうAちゃん。」
『いえ。』
それから私は雑巾でトイレの個室のドアを拭いていった。
「わっ！」
源くんが使っていたであろう雑巾に足を取られた八尋先輩。
『…大丈夫ですか？』
私は八尋先輩を抱きしめる形で助けた。
「は、はい……///」
『？』
何故か先輩の顔が赤い…
「大丈夫っすか先輩！？」
「ヤシロ大丈夫？」
「Aちゃん可愛いだけじゃないのね…そこら辺の男子よりかっこいい…！」
「「ガーン…」」
それからの掃除、男子勢が落ち込んでて大変だった…
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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ！ (9月10日 22時) (
レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください！ (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななサマ | 作成日時：2023年8月25日 17時
