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>>20(花寧々表現アリ) ページ20

『え、先輩とお菓子作り?』


「おう。」


学校が終わり、私はいつものように光と家に帰っていた。


『急にどうしたの?』


「…今日A委員会でトイレ掃除できなかっただろ?そん時にな…__」


光の話の内容は、この前の七不思議五番の依代破壊から元気の無い先輩を元気づけよう!ということだった。


『ふーん…なるほどね。わかった、学校の家庭科室でも借りようか。君のお兄ちゃんにでも頼めばそのくらい余裕でしょ?』


「任せろ!輝兄に頼んでみるぜ!」




ということで、明日先輩を誘ってお菓子作りをすることに。

作るのは"ドーナツ"

花子さんの大好物を作って、花子さんとも仲直りしてもらおうという作戦も兼ねて。


『私が花子さんを説得して明日のトイレ掃除はなしにする。光は源先輩に言って家庭科室を使ってもいい許可を取ってきて。』


わかった?と光に確認すると、おう!と頼もしい返事が帰ってきた。


『じゃあ明日は頑張るぞ!』


「おー!」


腕を突き上げる光。

そしてさよならをし、家に帰った。




『先輩…元気になってくれるといいなぁ。』





私の独り言は誰もいない家に虚しく響いた。









『今日は先輩は部活なんですって!』


「えぇ〜!トイレ掃除より大切なの?」


『今日は外せないくらい大切なんです!』


「俺よりも?」


『はい!』


そして次の日の放課後、私はトイレで駄々をこねる花子さんと言い合いをしていた。


『私も委員会の仕事があって、光も用事があるらしいので今日は誰も来ません。』


「えぇ〜そんな〜!」


『明日はみんな来ますから。』


「………ウン。」


わかったよ…と落ち込んでる花子さん。

心が痛む…

でもこれは先輩を元気づけて、花子さんとも仲直りしてもらう計画なんだから仕方ない…。


『すみません、トイレ掃除できなくて…。でも花子さんにそんな暗い顔似合わないよ。………ね、顔上げて?』


私は花子さんの顎を引いた。


「っ!?///A…そういうのは好きな人だけにするもんダヨ…//」


『こんなことで赤くなるなんて…まだまだ先輩は渡せませんね?』


真っ赤な顔してる花子さん。

そんな花子さんを煽ってやった。

キーッ!と光みたいに怒ってる花子さん。

何となく2人は似てる気がする。

そんなこと言ったら怒られそう…笑






それと先輩は渡すつもりは今のとこない。

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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ! (9月10日 22時) (レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです!これからも更新頑張ってください! (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななサマ | 作成日時:2023年8月25日 17時

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