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「まぁいいか…ちったァ面白いもんが見れたしな。ついて来な。」
本棚がカタカタと揺れ、ゴウンゴウンと声を上げている。
「何!?」
「本棚が…!」
「____依代まで案内してやる。」
本棚の中からでっかい扉が出てきた。
『すげ…』
中は宝石や鉱石で溢れて、キラキラと輝いていた。
「よーし!!じゃあ土籠の依代を壊しにレッツゴー!」
「よっしゃあ行くぜ!!」
花子さんと光はやる気満々で、私は魅了されて中に足を踏み出そうとした。
「待った、お前らは通さん。」
その足は先生が私たちの服を握り、妨げられた。
「この先に入ってもいいのはそこの、依代を破壊するカンナギの娘だけだ。」
「カンナギ?」
「俺の助手ってことだよ。」
花子さんはプラ〜と先輩の近くに行っていた。
『異議あり。八尋先輩をひとりでそんな危険なところに行かせられません。それもこんな蜘蛛野郎と2人でなんて…』
「おい。」
『んんん゙ん゙ん゙!!』
私の口に手を当て、喋れなくしやがった先生。
「で、どうです、七番サマ。それとも俺の事は信用できませんかねぇ。」
面倒くさい彼女みたいなこと言うな…。
「わかったよ、ヤシロ。」
数秒考えたあと、花子さんは先輩を先生に引き渡した。
「マナベ、君はこっちだ。」
『………』
先輩…ひとりで大丈夫かな……
「…ヤシロは俺の助手でマナベの友達だよ?」
『…はい、友を信じてあげられない友はいませんからね。』
先輩は強い。
可愛いし、かっこいいし面白いし、強い。
そんな先輩に私は憧れたんじゃないか。
私が助けてあげないとなんて、なんと上から目線だ。
「それじゃ、俺の助手をヨロシクね。土籠せんせ。」
『……気をつけてください、先輩。』
_____バタン
扉が閉まる。
「あーあ、行っちゃったねヤシロ。」
『………心配すぎる…』
「大丈夫だ、先輩なら。」
『………そうね。』
みんなが扉を見つめる。
「よし、トランプしよう!!」
「『なんで?!』」
ということで始まりましたー。
第57回、ここでやる!?
びちゃびちゃ、境界ババ抜き!!in16時の書庫
「じゃあ俺からねー!負けたら1位をお姫様抱っこ!」
「よし!勝ってやるぜ!!」
「なんでアタシまで…」
『罰ゲームあるのか…』
乗り気2名、乗り気じゃない2名、計4名で試合開始です。
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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ! (9月10日 22時) (レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです!これからも更新頑張ってください! (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななサマ | 作成日時:2023年8月25日 17時