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>>16 ページ16

「まぁいいか…ちったァ面白いもんが見れたしな。ついて来な。」


本棚がカタカタと揺れ、ゴウンゴウンと声を上げている。


「何!?」


「本棚が…!」





「____依代まで案内してやる。」



本棚の中からでっかい扉が出てきた。


『すげ…』


中は宝石や鉱石で溢れて、キラキラと輝いていた。


「よーし!!じゃあ土籠の依代を壊しにレッツゴー!」


「よっしゃあ行くぜ!!」


花子さんと光はやる気満々で、私は魅了されて中に足を踏み出そうとした。


「待った、お前らは通さん。」


その足は先生が私たちの服を握り、妨げられた。


「この先に入ってもいいのはそこの、依代を破壊するカンナギの娘だけだ。」


「カンナギ?」


「俺の助手ってことだよ。」


花子さんはプラ〜と先輩の近くに行っていた。


『異議あり。八尋先輩をひとりでそんな危険なところに行かせられません。それもこんな蜘蛛野郎と2人でなんて…』


「おい。」


『んんん゙ん゙ん゙!!』


私の口に手を当て、喋れなくしやがった先生。


「で、どうです、七番サマ。それとも俺の事は信用できませんかねぇ。」


面倒くさい彼女みたいなこと言うな…。


「わかったよ、ヤシロ。」


数秒考えたあと、花子さんは先輩を先生に引き渡した。


「マナベ、君はこっちだ。」


『………』


先輩…ひとりで大丈夫かな……


「…ヤシロは俺の助手でマナベの友達だよ?」


『…はい、友を信じてあげられない友はいませんからね。』


先輩は強い。

可愛いし、かっこいいし面白いし、強い。

そんな先輩に私は憧れたんじゃないか。

私が助けてあげないとなんて、なんと上から目線だ。


「それじゃ、俺の助手をヨロシクね。土籠せんせ。」


『……気をつけてください、先輩。』




_____バタン




扉が閉まる。


「あーあ、行っちゃったねヤシロ。」


『………心配すぎる…』


「大丈夫だ、先輩なら。」


『………そうね。』


みんなが扉を見つめる。


「よし、トランプしよう!!」


「『なんで?!』」


ということで始まりましたー。


第57回、ここでやる!?
びちゃびちゃ、境界ババ抜き!!in16時の書庫



「じゃあ俺からねー!負けたら1位をお姫様抱っこ!」


「よし!勝ってやるぜ!!」


「なんでアタシまで…」


『罰ゲームあるのか…』




乗り気2名、乗り気じゃない2名、計4名で試合開始です。

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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ! (9月10日 22時) (レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです!これからも更新頑張ってください! (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななサマ | 作成日時:2023年8月25日 17時

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