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「七不思議のうち誰かとその助手の人間が悪さしてるってコトだよ。そんで俺思いついたんだけどねー。


1度さぁ、七不思議ぜーんぶなくしちゃおうと思うんだ!」


ニコニコの花子さん。

七不思議ってヒトと怪異の関係を正しく保つ役目をしてるって言ってたよね。

それが無くなるって結構危なくね…?

まぁ、怪異を嫌ってる私がそんなことで頼るのはどうかと思うけど…

そんなリスクを負ってまで犯人を探すのかな…?

まだ方法を探せばいろいろ解決策はありそうだけど…



怪 し い。

なにか裏があるはずだ。


『花子さんにしては強引ですね…?』


「……そう?前に説明した通り…あ、マナベには説明してないね。七不思議はそれぞれ専用の境界とその力の源たる"神の依代"を持っていて、依代を破壊されると七不思議としての機能を失うことになる。」


『…だから暴走する前に壊してしまうんですか?』


「そー。そうすれば、裏切り者を特定する必要も暴走の心配もなくなるでしょ?そして問題が解決した後、もいちど任命すればいい。」


「本当、真鍋じゃないが…随分乱暴な解決法ですね。」


「この学校にはコワーイ祓い手がいるんだよ。そっちに存在ごと消されるよりはよくない?」


なんてはぐらかす花子さん。


「てことで土籠。依代ちょーだい?」


そんな花子さんは八尋先輩の手を取り、先生を挑発している。


そんなことより、なんで花子さんは全ての依代を破壊しようと考えたんだろうか…

破壊するといいことがある…?

花子さんの話によれば犯人の特定が出来て、暴走の心配もなくなる、って感じだけど…

それだけの利益にこのリスクは大きすぎる。

じゃあ、花子さんを動かすほどの利益が隠れている…?


「…い………お……おいA!!」


『!な、なに光…』


光の声が頭に響く。


「お前大丈夫か?めっちゃぼーってしてたぞ?」


『ごめん、考え事してたの。もう大丈夫。』


私がぼーっとしていた間に、話はどんどん進んでいってたみたい。


先生は依代はあげる。

でも、条件として私たちの個人的な秘密を教えろ。


ということで始まりましたー。



"ドキドキ!秘密暴露大会っ!!"


はじめに秘密を暴露するのは八尋先輩。


「いきます!私の秘密は…ちゅ…中学の頃、想像上の彼氏とひとりで交換日記を付けてたことです!」


八尋先輩は目に涙を浮かべ、秘密を暴露した。

どんな顔でも先輩が可愛いことに変わりはなかった。

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ななサマ(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございますゥ! (9月10日 22時) (レス) id: a5c87dadb9 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - めちゃめちゃ面白いです!これからも更新頑張ってください! (9月10日 19時) (レス) @page12 id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななサマ | 作成日時:2023年8月25日 17時

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