《wrwrd》護られるだけの俺 (ページ10)

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7話ページ10

この寮には5つルールがあるそうだ

1、夜、寮から出ない
2、鍵をかける
3、吸血鬼の寮に近づかない
4、吸血鬼を中に入れない。
5、中級以上の魔法使用を禁止する

この寮は吸血鬼から人間を守るための寮だそうだ
(1番大きいよ)

もう1つの人間の寮は吸血鬼から血を吸われたい人間が集まる寮。(吸血鬼の寮付近にあるらしい。)
(2番目)

Aランク、Bランクの吸血鬼の寮(普通)

Sランク、SSランクの吸血鬼の寮(小さめ)

生徒会役員と生徒会に携わる教師の暮らす寮
(普通)

みんなは…この寮にはいない。ってことはもう1つの寮にいるってこと…だよな？

とりあえず…今日は寝よう…

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ゾムside

別れたあと俺達の間で会話はなかった。
寮に着いても会話はなくそのまま自室に向かった

【ゾムの部屋】

「無月は吸血鬼が嫌い…なんか…」

なんや、これ。

「ははっ、悲しいんかな？俺は…人間に……無月に嫌いって言われて……」

今日初めて出会ったのに、初めて会った気はせぇへんかった。なんなんやろな…。人間のあいつに嫌われたくないって思ってしまうんやろ……。

「はぁぁぁ、食欲無くなったな…」

この後血を飲む予定だったはずやのに、ずっと喉が渇いてたのに、腹が減ってたのに不思議とその渇きと飢えはない。
でも、今…どうしても飲みたいのは…

「腹は減ってへんのに…
無月の血は飲みた……？！」

何考えとんのやろ……もしも俺が吸血鬼やってバレたら……嫌われる。
無月の血を吸ったら…もっと嫌われるに決まっとるのに…

「どうしたらええねん…ホンマに…」

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エミside

【エーミールの部屋】

「無月さんは吸血鬼が嫌い、ですか。」

初めてあった時彼はAクラスの吸血鬼の子に襲われていました。最初はどうでもいいと思っていましたが、人間は私達が何をしようと、変わることは無いから。いつものように恐れられて終わりだと。思っていました。でも彼は私と、私たちと普通に接してくれました。他の人は私達の力や権力が怖くて、血を吸ってほしくて媚を売ってくる人達ばかりでした…でもあの人は…

「はぁ、無月さんに嫌われるのはだけはほんま勘弁やわぁ…。」

「喉が…、渇きました。｣