この学園はやはり問題だらけ…か

ブランド ページ9

『ｺﾎﾝｯあーっ、あ〜。』

悟｢？｣

『さ、悟くんっ!!悟くんかっこいい！！好きっ♡(超絶甘ったるい声)』

悟｢…………｣

(どうだ！)

悟｢んっーーー！そういうAも好きいい♡｣

『きっしょ。二度と喋んな』

悟｢ねっ！もっかい！もっかい可愛く悟くん♡って言ってよ｣

『あー聞こえない聞こえない』







糖分を摂取しぼちぼち帰ろうと外に出る

悟｢もう帰るの？｣

『そうだけど』

悟｢買い物行こう！｣

『は？』

悟｢ほらほらぁ〜お店閉まっちゃうよ！早く行こ｣

『なん…ちょ、おい！』

私の返答も聞かずにコイツは腕を引いてどこかへ向かい始めた






悟｢これとこれとこれと｣

『…………』

結局連れてこられたのはハイブランド店
しかも既に閉まっているのにコイツが入ろうとするとお店の人は扉を開けて出迎えた

『CLOSEとは』

悟｢んー、これは……｣

『ねぇ、先帰ってい？』

悟｢あ、待って！｣

悟｢さっきのこれとこれと、あーこれも持って行ってください｣

｢かしこまりました｣

悟｢じゃ、A！行こうか｣

『は？』






何故か私は試着室でご丁寧にワンピースを着せられている

(うわ、高そう……つか高いんだろうな。何考えてんだアイツは)

｢とてもお似合いですよ！｣

『あぁ、どうも』

悟｢着替えた？｣

『ううんー』

悟｢開けるねー｣

『ううんつってるだろ！あ、おい！』

するとカーテンを力強くで開けられてしまった

悟｢へぇ、似合うじゃん｣

『……はぁ。これいくら？』

悟｢さぁ、見てない｣

『……』

『すみません。これいくらですか？』

｢えっと…こちらの商品は117万2000円でございます｣

(うっそだろ…)

背中から血の気の引くような感じを生まれて初めて味わった

悟｢イイじゃん。じゃあさっき言ってたあれとそれとこれと〜あ、今着てるのはそのまま着て帰るんで｣

｢かしこまりました｣

『は！？！！！？まてまてまてまて』

｢こちら、お預かりしますね｣

店員さんは私がさっきまで着ていたTシャツやズボンを持って行ってしまう

悟｢あ、靴もなんか合うやつ持ってきちゃってくださーい｣

｢かしこまりました｣

『かしこまらないでぇぇぇぇ！！！』

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