呪物 ページ5
五条はそっとサングラスを外し私の瞳を見つめる
その瞳は本当に美しく見ているだけで吸い込まれそうになる
悟「ッ!!!」
するといきなり立ち上がって血相を変える五条にお店の人は一気にこちらを見る
『何が見えた?』
悟「………お前何した」
『失礼だな。何もしてないよ?ただじっくりゆっくり見つめ合っただけじゃん。何照れてんの』
悟「………」
「ねぇ、あの人かっこよくない?」
「やばいよね!一緒にいるの彼女かな?」
五条のせいで少し店がざわざわしてきた
『はぁ、店出るよ』
悟「はっ」
『アンタが騒ぐから居ずらいでしょーが』
私がそう言うと五条は察したのか大人しく店を一緒に出た
『じゃ、帰るね』
悟「待て」
『なに』
悟「話は終わってない。それにさっきの」
『あんたの言う通りだよ。私呪霊の魂食べまくってた。そしたら食べ過ぎたせいかな?中に新たな魂が出来たみたい。それも最強最悪な……ね』
悟「本当に呪霊の魂か!?お前が食ったのは特級呪物の」
『まぁ、時々は魂の塊以外の物を食べたかもね』
悟「はぁぁぁぁ何してんのホント。ほんっっとに!!お前殺されるじゃねーか!!!」
そう、私は平凡に暮らしつつその町の平和をも守っていた
派手には守らず小さな呪いを祓っていたらある日見つけてしまった特級呪物
そこに惹かれる呪達
『秘密にしててくれる?』
悟「まだ人格や容姿は無いけどおぞましいモンが体内に入ってることは自覚しろ」
『分かってるよ。で、どうすんの』
悟「条件だしてやるよ」
『は?』
悟「高専に帰ってこい」
『やだ』
悟「言っとくけど拒否権ねーよ?」
『は?』
悟「俺が上に言ったら上はお前が更なる力を付ける前にすぐに始末しにくるだろう。海外に逃げても100%捕まるよ」
『アンタが私の事上に言えるわけ?』
悟「言えるよ」
その顔は嘘なんて微塵も感じない本気の顔だ
『……そう』
悟「たっだっしっ!高専に来て僕から離れないって言うなら身の安全は100%保証しよう。力を上手く使えるように僕も手伝ってあげるし?Aは死ぬ事はまずない!どう?」
『逃亡した場合誰が殺しにくるの?』
悟「そんなもの決まってるだろ。最強の僕さ」
『はぁぁぁぁ。降参行けばいいんでしょ行けば』
悟「分かればいいんだ分かれば!」
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シオン(プロフ) - もちもちさん» わっっ!!!わざわざありがとうございます^^楽しんでもらえたようで何よりですっ! (2021年2月6日 1時) (レス) id: 2b5179b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 面白かったです!!! (2021年2月5日 8時) (レス) id: 35a64f1103 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2021年1月29日 1時