この学園はやはり問題だらけ…か (ページ23)

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貧血ページ23

『うっ、流石にクラクラする』

悟｢大丈夫？｣

『大丈夫ばん。流石に血抜き過ぎた』

悟｢おぶってやるから｣

『ん』

あの後1億人分の血を抜かれ私は頭がフラフラしながら帰っていた

悟｢にしても、まさかAに結婚宣言される日が来るとか…｣

『良かったの？呪いの血が混ざった私で』

悟｢前も言ったけど…俺はAが好きだからそんなの気にしない｣

『そっか』

悟｢ほらトマトジュース｣

『私ドラキュラ？』

悟｢みたいに顔真っ青｣

『マジ？うける』

悟｢今日は休みなよ｣

『ねぇ、そういえばさ』

悟｢ん？｣

『今日なんで私の事呼び出したの？結局アンタの実家行って要件聞く暇無かったんだけどさ』

悟｢あー、、、｣

『何勿体ぶってんの』

悟｢はぁ、格好つかないな｣

そう言ってポケットから箱を取り出し

『それ……』

悟｢本当はもっとロマンチックに渡すつもりだったんだけど｣

悟は私の手を取り左薬指に指輪をはめる

『ピッタリじゃん』

悟｢この前雑誌に指のサイズメモしてるの見た｣

『ふっ』

私は左手を天井に向かって伸ばす

シンプルだが愛らしいデザインでキラキラしている

『でもこんなデザインのやつ私見た事ないよ？』

悟｢僕の特注品だよ｣

『マジか』

すると私はあることに気付く

『悟の指輪は？』

悟｢あー、これ、｣

私手に取ると悟の手を取り先程されたように指にはめる

『お揃いだね』

悟｢…………｣

『どしたの？』

悟｢今日は我慢しようとしたけどやっぱ無理｣

『ちょ』

悟は私の指に指を絡めて優しいキスをする

『私、貧血なんだけど』

悟｢優しくするよ｣

『はぁ』