この学園はやはり問題だらけ…か (ページ22)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:3,740 hit

縛りページ22

悟｢じゃあどうすんの。これから命狙われながら慎ましく生きるって？｣

『…………』

悟｢言っとくけど俺はコイツと…紅葉Aと結婚するから｣

悟が周りにそう宣言するとざわざわとする部屋

｢認められるとお思いですか？｣

悟｢認めるとか認めないとかお前らには聞いてない｣

｢悟。お前1度頭を冷やせ｣

悟｢俺は最初から冷静だけど｣

｢あの女が、悟様を誑かしたのか｣

｢きっと何かの呪いに違いない｣

｢だが、悟様に限ってそんなヘマは｣

(はーぁ、言われ放題)

『はぁ』

悟｢A？｣

『私の！私の血には注射器1本分に数千万円という値段が付いてます』

｢は？｣

悟｢何言って…｣

『御三家の皆さんは私がある特級呪物を食べてその呪いをこの身に宿しているとお思いでしょうが、そうです。宿してます』

周りは一気に騒がしくなる

『ですが、それと同時に私の血は人を助ける事も出来ます』

｢ほぉ、その根拠は？｣

『失礼』

私は問に答えるべく先程発言した人の首を掻っ切る

悟｢A！｣

『今この人は瀕死です。あと数分もしないうちにお亡くなりになるでしょう』

｢お前！何をしているのかわかってるのか！｣

｢御三家だぞ！御三家に喧嘩を売ったんだぞ｣

『私はこのお方の問に答える為にこうしただけです』

そうして自分の血をこの男に飲ませる

｢ｶｯは、はぁ…はぁ｣

『どうです？身を持って分かっていただけたでしょうか？』

｢信じられるん｣

｢さっきまでの傷が嘘のように消えている｣

悟｢A…お前｣

『2つ条件を出させてください』

｢なんだ｣

『今から1億人分救えるくらいの血を提供しましょう』

『その代わり、これから私を普通の人と同じ扱いをし刺客なんて送ってこないこと。』

『もう1つは』

私は悟の顔を見て続ける

『五条悟との婚約に口を挟まないで頂きたい』

｢……｣

(これでダメなら……)

｢ハッハッハ良いだろう！肝が座った奴は嫌いじゃない｣

『！』

｢これは縛りだ。破れば…分かっているな｣

『はい』