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悲しさ ページ1

悟「抱かせてよ」

『……は?』

五条は私の事をベッドに押し倒すと辛そうな表情を浮かべる

『あれから気持ちは変わってないってこと?』

悟「俺も変わったよな。一人の女にこんな健気に片想いするなんてさ」

『今の笑うとこ?』

悟「惚れるとこ」

『へぇ』

『けどごめん。アンタと寝る事は出来ない』

悟「なんで?」

『きっと悲しむよ』

悟「どういうこと?」

『もうアンタが好きだった紅葉Aは居ないの』

悟「俺はどんなAも好き」

(やっぱり傑君とこいつは全然違う。コイツの方が…)

『ごめんね……悟』

(私はあんたの事好きだったんだよ)

私は五条を突き飛ばし部屋から出た

悟「おい!」







どうして今更涙なんて出るのか。自分で捨てたはずの未来にどうして縋ってしまうのか

分からない。

分からないまま懐かしいこの校舎を走り続ける



『ごめん。悟!ごめん……傷付けて』

背後から追ってくる気配に私は校舎から出て身を隠し
愛しのアイツから逃げた






傑「おかえりA」

『……』

傑「久々の高専は楽しかったかい?」

そう言ってニタニタの笑顔を向ける傑君

『楽しかった……ならどれだけ良かっただろ』

傑「君はやっぱりこちら側の人間だ」

優しく抱き締められるとほんの少し安心してしまう私はきっとアイツを好きになる資格なんて無い

『そう、、、なのかな』

傑「……」

『なに?』

傑「いや、珍しいと思って」

『どういう事?』

傑「いつもなら真っ先否定から入るAが珍しく肯定したから」

『……そっか。そうなのかもね』

傑「疲れてる?」

『少し』

傑「なら少し眠るといい」

傑君は私をそのまま横抱きに寝室へ連れていってくれる

傑「ゆっくり休むといい」

傑君は私の前髪を少し除けて額にキスを落とすといってしまった

(どうせ見張りとか逃げない様にしてる癖に…)

私は布団に潜り目を閉じて眠る事にした

花言葉→



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シオン(プロフ) - もちもちさん» わっっ!!!わざわざありがとうございます^^楽しんでもらえたようで何よりですっ! (2021年2月6日 1時) (レス) id: 2b5179b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 面白かったです!!! (2021年2月5日 8時) (レス) id: 35a64f1103 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2021年1月29日 1時

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