幼なじみと最強 (ページ7)

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新生活ページ7

傑の怪我はきっと戦いで出来た怪我

そんな彼を私は見るのが辛かった

だから、今私が出す答えは一つだけ

『この学校に入ります』

自分にももっと力をつけて傑を護れるくらい強くなる

そう決めた

そして4月、荷物を寮にまとめて私達は教室に行く

席は4つ

教室には既に女の子が座っていた

｢席は自由だってよ｣

こちらに気付くとそう一言吐いて彼女は窓際を見つめた

私は彼女の隣に座ると傑も自然と私の隣に座る

『桜庭Aです』

｢夏油傑、よろしくね｣

｢家入硝子。よろしく｣

軽い自己紹介を終えると教室のドアを勢いよく足で開けて入ってきた男の子

｢あぁー？なに、席決まってんのかよ｣

｢自由だとよ｣

｢つーか1つしかねーし｣

｢君が来るの遅かったからじゃないかな？｣

｢は？なに、｣

早々に喧嘩が始まりそうな空気の中、夜蛾先生が入ってきた

｢おはよう。今日からお前達は呪術師として一人前になる為に呪術を学んでもらう。だが、呪術師と同時にまだ高校生、座学も学んでもらうからそのつもりで｣

そして細々とした説明が終わる頃には30分が過ぎていた

｢今日は単なる顔合わせだ、明日から本格的に授業が始まるから気を引き締めろよ。｣

そう言って夜蛾先生は出ていってしまった