合流 ページ23
『……』
｢ごめん。｣
離されるととても申し訳なさそうに、そして切なそうに謝られる
『いや……ううん。謝ることじゃないよだって私達一応付き合ってるんだし傑は彼氏なんだからキスの1つや2つ…』
嫌と言うより驚きでしどろもどろになりつつ言葉を並べていて正直意味が分からないだろう
｢振り向いてくれるまで触れるのは待ちたかったんだけどAを目の前にするとどうしても余裕が無いんだ｣
こんな悲しそうな顔をさせるくらいならあの時断ればよかったと少し後悔してしまう
『ごめんね傑。私の気持ちがいい加減なばかりに我慢ばっかだよね』
｢Aはなにも悪くないよ。それに……｣
『それに？』
〜〜♪♪
するとタイミング悪く傑の携帯が鳴った
｢……｣
『出なよ。悟かもよ？』
｢そうだね｣
｢お前らしんっじらんねー俺を置いてどっか行くとかまじねーわ｣
『ごめんってー』
あの後現在地を伝えると悟は急いでやってきた
｢お楽しみの様だったからね。気を利かせたつもりだったんだけど｣
『で、どうなったの？？女の子達となんか進展あった？』
｢んー、1人は俺の喋り方とか言い方に幻滅してもう1人はそれでも好きとか言うからとりま軽くデートしてそれなりに遊んだ｣
『おお、スムーズじゃん！』
｢でもデートってつまんねーのな。俺もうしなくてはいいわ。連絡先も消したし｣
｢悟。デートって言うのはね好きな人とするから楽しいんだよ｣
｢そーなの？そんなんよりお前らとどっか行く方が楽しいわ｣
『悟〜可愛いこと言うじゃん！』
｢は？俺は常に可愛いしかっこいいだろ｣
『はぁ……』
｢あぁ！！？｣
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作者名：シオン | 作成日時：2022年2月7日 5時
