＃及川徹 ページ4
.
「だれ、あの男」
『え、なんのこと、…？』
「とぼけないで」
誰もいない放課後の教室。私は問い詰められているなうです。
「ほら、三限の移動教室の時に隣にいたやつだよ」
あ、同じ学級委員だから一緒にノートとプリント運んでたな。そういえば。
『お、お互い学級委員だから…』
「俺はさークラス違くて会えない時間もお前のこと考えて寂しーなーって思ってんのに、お前は違うんだね」
『わ、私だって思ってるよ、…！』
「あーんな笑顔で楽しそうだったのに？どーせ俺じゃなくたって誰でもいいんでしょ？」
『ちがう、だって、ドキドキしたりするの、及川だけだもん、…』
「ほんっとさぁ、
……お前それ、わかって言ってんの？」
そう耳元で囁かれるとビクッとはねる私の体。
『んっ……っあ、』
及川のキスが、この世で一番気持ちいい。
『誰か、…来ちゃうよ、』
「どうでもいい。見せときゃいいんだよ」
『んっ、…よくない、ってばぁ、…』
壁に手をつかれてもう私は逃げられない。
『っんん……！』
「ほら、もっと鳴きなよ」
『あっ………まっ、て、』
「その反応かわいい、すんごい犯してやりたくなっちゃう」
『んっ……っはぁ、』
及川は私の足と足の間に膝をつき、どんどん上にあげていく。
まっ、てほんとやばい、
『おい、かわ、っ……これ以上は、…っいや、』
「嫌？？いいよ、じゃあやめてあげる」
及川が止めると、足がモジモジしてきて、心臓がもやもやして落ち着かない。
「素直になりなよ。本当は？」
『……もっと、してほしい、』
「あーもう、かわいい、ほんっとかわいい」
及川が私の頭を撫でる。
「もう誰とも仲良くしないで。俺だけいればいいでしょ？俺をもっと感じて？俺だけ考えて？他のやつなんて見ないで。ね？」
『……最初から、おいかわしかみてない、もん…』
「………あーー、めちゃくちゃにしたい」
ぺろっと舌なめずりをする及川が、私をもっと興奮させた。
及川の全部が、私をおかしくさせる。
「お前は俺だけの、俺だけの所有物だよね？だから、俺のことだけ感じてればいいんだよ。他のやつなんか考えないで、」
『………うん、す、き、だいすき、…』
「ふふっ、おれも」
私は及川ほど女を虜にさせる人はいないと思う。
「AみたいなドMちゃんにはたっぷりお仕置きしてやんないとね？」
一度ハマったら、もう抜け出せない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤羽 - こりゃあ、、、神だ (4月8日 1時) (
レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
M2. - 長くなりそうなので簡単にまとめます。神作品ですね。はい。←誰 (褒めてます (2022年7月9日 15時) (レス) @page9 id: 7c2a255150 (このIDを非表示/違反報告)
れい - ありがとぉぉぉぉぉ (2022年6月19日 20時) (レス) @page5 id: 9706398978 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁 - 初めて見させていただきました。もう、みんなかっこよくてキュン死するところでした。 (2019年12月3日 20時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
塩レモン - 久しぶりの更新で嬉しいです！！北さんかっこよすぎ…///リクエストで、くにみん書いてほしいです！ (2019年10月31日 16時) (レス) id: 60dd9529fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春野こころ | 作成日時：2019年8月23日 1時
