春夏秋冬を共にpart.2【JM】

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ずーーっとニヤニヤしながらスマホを操作するヒョンの背後に周り

チラッと画面を覗き込む。







ビールが並々と注がれたプラスチックのコップを合わせる写真と一緒に

【そのグク好きな同僚と一緒にジョングクさんのお誕生日にカンパイしたよ。
おめでとうございますと伝えてね】






「ありがとうヌナと返信しといてください」

「うわっ！ちょっっお前いつからそこにいた！？」







驚きソファーに倒れるヒョンに俺はゲラゲラと笑う。


機材トラブルで待機し始めてもう小一時間経つけど、まだ呼ばれる感じはなくて







「ヌナの友人に推されてるだなんて光栄です」


「覗き見なんて趣味悪いことしてるとそのうちジミン推しに変えられるんじゃない？」


「ヒョンこそ、ボーっとしてヌナが俺推しになっても知りませんからね？」
















ピコン










視線を戻す









「え、もしかして右側ヌナ！？」




ビーチボールを持ってピースする女の子二人の写真が送られてきた。


【全然乗り気じゃなかったけどやってみたらめちゃ楽しかったよ！】





「えっ？あ、そう、、、右」

明らかに動揺するヒョンを見ているとついからかいたくなってしまう。








「これはやばいですねーモテそう」

「は？」

「しかも後ろ、この人たちとビーチバレーしてるんですよね？」



背後に写る、いかにもエリートっぽい今風な男達を指差すと
ヒョンの顔色が明らかに変わった。








「はぁ。またコイツ」

「ん？」

「いや、Aの上司でいつも一緒に仕事して」

「どれです？」


指さされたのは爽やかな笑顔を仲間に向けるイケメン







「あちゃー。これがヒョンのライバルかあ」

「は？ライバルじゃない」

「ちょっとジンヒョンに似てません？」



正統派な顔とか、スタイルの良さとか






「似てるわけな、、、い」

「こんなのがいたら心配ですねー♪おまけにヌナ、足まで出しちゃって♪」






まっすぐで白い脚は砂まみれになって
魅力的にショートパンツから伸びている。





「、、ちょっと電話してしてくるわ」

「はーい。ごゆっくり〜」



あーあ。ムキになっちゃって♪











でも、確かに、、

さっきの写真を思い出す。









あれは、うん。なんてゆーか。


幼さの中にある艶っぽさ、控えめな笑顔
小柄だけどスタイルは良くって









ヒョン、いいの見つけたなぁ。



砂まみれの脚を思い出し思わず口角が上がってしまった。

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