61.深まる秋 ページ11
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ピンポーーン
「はあーーい」
返事をしてオートロックを解除する
引っ越しってこんなに大変だったっけ？
とにかく今日はチャイムが鳴りまくる１日で、、
来週からソウル支店に出勤しなきゃいけないのに、新しい部屋は片付くどころかどんどん散らかってゆく。
「Aちゃん、これはどこ置いたらいい？」
「寝室に適当な感じでお願いします」
「了解ー」
「すみません。手伝ってもらっちゃって」
「いいんだけど僕が部屋入って手伝ってて大丈夫？」
「全然、それは大丈夫です」
「彼氏、、じゃなくて。あーもうややこしいから彼氏でいいや！！その人は手伝ってくれない感じ？」
ジミンの聞いているだけで目が回るような日々は
休む暇なくつづいていて
やっと今日から少し落ち着くみたいだけど、、
「忙しいみたいで頼めなくって」
そもそもこんな単身者向けマンションに呼んだって、どこで誰か見ていたらまずいかな？って
私はそんな事すらよくわからない。
「忙しい、、か」
部屋のチャイムがもう一回鳴り、純さんは慣れた手つきで宅配業者とやりとりをして荷物を運び入れてくれる。
「まぁ色々あるだろうけどさ、僕でよかったら頼ってよね？今回のソウルも半分は僕が来させちゃったみたいなもんだし」
ダンボールを運びながら目尻を細め微笑む姿に、不覚にもドキっとしてしまう。
「私、純さんとだから日本を離れても頑張ってみたいと思えたんですよ」
きっとジミンがいなくても先輩にくっついてこの新生活を選んでいたんだと思う。
「またー。彼氏がこっちにいるから来たかっただけなくせにー！」
「あはは！だから彼氏じゃないってー！」
ピコン♪
スマホが鳴り、手を止めて画面を眺めると
【今夜時間とれそう。ご飯でもどうかな？】
しばらくは会えないかもと思っていたのに
不意に来た嬉しい連絡に胸が高鳴る。
【もちろん大丈夫だよ。会えるの凄く嬉しい】
「ニヤニヤしすぎー。会えるって連絡？」
「え、ニヤついてました？」
「うん。隠す気ないだろってくらいね」
「まじかー。すみません、、」
止めていた手を再び動かし二人で黙々と作業をする。
何を着て行こうかとか、ヒールはどのダンボールに入れたっけとか
そんな事ばかりが頭の中をグルグル駆け巡った。
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あこ(プロフ) - 更新mailが何度か届いたんですが、開くと前回のお話で、続きが更新されてなくてバグなのかと心配してます。何かわかれば教えて下さい。よろしくお願いしますm(_ _)m (5月18日 18時) (
レス) id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - ジミンちゃん彼氏なのに、会社の人には誤魔化してる(*'へ'*) ﾝｰけど、彼氏って認識してるなら口説かないでね純さん('ω'乂)ﾀﾞﾒｰ (2023年4月24日 2時) (レス) @page5 id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
meimi(プロフ) - コメントありがとうございます！とっても嬉しく励みになります。今後も気長にお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2023年4月23日 7時) (レス) id: 4d0d064fab (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 更新ありがとうございます🍀ジミンちゃんと想いが通じて良かった(*^_^*)離れ離れになるけど、気持ちが通じあってるから大丈夫( ᴗ ᴗ )ｳﾝｳﾝ誰も二人の邪魔しちゃ('ω'乂)ﾀﾞﾒｰ。続きを楽しみにしていますね🍀 (2023年4月22日 23時) (レス) id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めみ | 作成日時：2023年4月22日 18時
