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ハァハァと揺れる肩を見つめる
男ってほんと単純な生き物で
自分が与えた刺激に溺れてく姿にもの凄く満たされて
それにまた興奮して
もっと、僕ナシで生きていけないくらい
全身で欲してって。
キミは
【何者でもないジミン】
それを求めて
感じて
ほら、
また手を伸ばして
もっと欲しがる。
おかしいね?
他の子はみんな、BTSの僕を欲しているのに
Aだけはそんなの知らずに求めてくる。
「ジミン」
「ん?」
小さな手が下から僕に伸びて頬を包む
優しい暖かさが心地よくて愛おしい
微笑み合っておでこをくっつけた
「いじわるしてごめんね?」
「うそー。ごめんだなんて、思ってないくせに」
「アハハ、ばればれかー」
「もう。ばればれ過ぎるよ」
「Aだって、仕草とか、わざとでしょ?」
「え?」
「だっていちいち可愛過ぎて、わざと男を落とそうとしてるようにしか見えない」
「ちっ、違うよっ!それはなんてゆーか、、」
「なに?」
「ジ、ジミンのテクニック?が良いと、いうか」
「そう?僕、上手い?」
目を伏せてコクコクと頷く
はぁー。これはきっと
世の中の男が言われたい言葉ランキング1位
じゃない?
「A可愛過ぎて、そろそろ限界」
「限界?」
「うん。パクジミン、単純な男ですから」
Aの視線が、覆い被さった状態の僕の中心部を捉えた。
「あ、」
顔を赤くして視線をずらす
「ね?限界っぽいでしょ?」
意地悪く笑ってみる
「大切にするから。Aのこと」
「うん」
「もっとずっとたくさんの時間を一瞬に過ごしたい」
「私も」
「愛してるよ」
「私も愛してる、ジミン」
さっきの刺激で溢れたAに僕を当てて
一気に気持ちをぶつける。
「っっっ!!」
熱くなって絡みついて離れない
「あぁー。A、ヤバイ」
お互いがお互いを待っていたかのように
ピッタリくっついて、熱くて、もっていかれそう
僕が動くたび、Aは可愛い声から、無我夢中で感じる切ない声に変わっていって
「マジでっ、良すぎ」
「も、もう、わたしっ」
止まらない僕の身体から垂れた汗が綺麗な身体にポタっと落ちた
「っあぁっジミンっ」
「Aっっ」
同時に限界を迎えた身体はそのままドサッと倒れ
二人の荒い息遣いだけが広い部屋に響いた。
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作者名:めみ | 作成日時:2023年3月24日 20時