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海沿いの道
「想像はしてたけど、高級な車に乗ってるんですね〜」
「まぁね。
どうですか?お嬢さん、高級車の乗り心地は」
「うーん。とりあえずジミンさんに似合っていて良い感じだと思います」
「アハハ、、なんだよー
お嬢さんもお似合いですよ?
助手席、僕のとなり。」
小一時間
まったりとした心地よいドライブ
「もうすぐつくよ、ホテル」
アイドルみたいなんて言われた時はビクッとしたけど
Aちゃんはそれ以上何も言わずに
自然と違う話題に変わった。
「今日の夜何が食べたい?」
「ジミンさんと一緒ならなんでも!
と言いたいところですが、、できる限り辛くないものでお願いしますw」
「ホテルのレストランの個室とってあるんだけど」
「え、それまた高級な、、」
「それかゆっくり部屋でルームサービスでもいいよ?」
僕は断然こっち派
そしてキミもきっと
「え!それが良い!二人きりで飲みたい!」
ほらね
「仕方ないなー。
じゃあ今日はとことん飲もうか!」
「うわ!さいこー!ジミンさん大好きー!」
やれやれ
これじゃあ僕が好きなのか、ただの酒好きか
わかんないよ
「言っとくけど僕強いよ?ついてきてね?」
ウインカーを出し
ホテルの車寄せに入る
釜山に来ると泊まるお気に入りのとこ
今回は特別の超特別
Aちゃんのために用意した
一番いいお部屋
「ごめん、車停めてきたいから
ここで降りてチェックインお願いできる?」
可哀想だけど
一緒に行くわけにはいかないから、ね、
「え、ちょっと!私言葉が、、」
「心配しないで」
「いや!無理無理無理!」
大丈夫大丈夫。安心して?
助手席のドアが開き
にこやかなホテルマンが
Aちゃんに降りるよう促す
「ご宿泊でしょうか?お名前頂戴できますか?」
「あ、わ、わたし、、」
涙目で僕に助けを求める
その時
「お客様ー!!!」
中から支配人が出てきた
ね?大丈夫。
「ジ、ジミ、、、」
口をパクパクさせて助けてって言いながら
騒がしく中に連れて行かれた。
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作者名:めみ | 作成日時:2023年3月24日 20時