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いろんな都合がつかなくて
きちんと休めるまとまった時間は
この3日間しかなかった。
「1週間くらいいけると
思ってたんだけどなぁ。」
車内でお気に入りの曲を流し
気持ちを落ち着ける。
さっき連絡が来たから、そろそろ、、、
Aちゃんが出てくると予想した場所。
ほらね、、
「来た」
ホントなら空港内まで行って
出てきたところを出迎えてあげたいのに、、、
そんなことすらできない自分が情けない。
春は暗かった髪が明るめの茶色になったけど
相変わらず
「幼くてかわいいなぁ。」
言っておくけど
僕は幼いのがタイプなわけじゃないからね？
俗にいう
好きになった人がタイプなだけ。
あまりにもキョロキョロしてるから
電話をかけて僕の居場所を当てさせる。
どんどん近づいてくる姿に
思わず胸がキュンとして
あぁ、、
僕はこんなにも
Aちゃんを欲していたんだ。
僕達の距離が僅か数メートルになって
助手席の扉をひらき、招き入れると
ふわっと香る
Aちゃんの懐かしい香り。
「ジミンさんの匂い、だ、、、、」
いや、
僕も、今、
同じ事思っていたからね？
春に出会って
気がつけば夏だ。
会えない時間が
思っていたよりも
お互いの気持ちを大きくさせていたみたい。
愛おしいAちゃんは、、、
涙を流しながら
「ジ、ジミ、、ンさん、、」
あぁ。
君はほんとに、、
可愛い、可愛い
困ったちゃんだね。
そんなに僕が恋しかった？
アイドルの僕をしらないのに？
そんな僕を愛してくれるの？
白く細い腕を掴み
二人だけの、
僕達だけの空間に招き入れた。
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作者名：めみ | 作成日時：2023年3月24日 20時
