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あぁこの人はこんなにもわかりやすい。
「今日、調子よさそうですね、ヒョン。」
「別に?いつもと変わらないけど?」
いやいや、この人自覚ナシ?
日本から帰国したジミニヒョンは
俺からみても明らかにおかしくて
歌も、、特にダンスなんて、見ていられないくらい。
鏡の前に立つヒョンの耳もとで
そっと囁いた。
「おめでとです、仲直り♡」
「は、はぁ!?おま、なんなの!?」
バシッ
強く叩かれた。
「痛っ!まぁまぁ、よかったじゃないですか!!
僕、ヒョンが振られてへこんでるとか皆に説明したくなかったですし〜」
「ふざけんな、フラれてない」
「ヤー!ジミナー!なんか元気そーじゃん!」
「え?ジミン復活?」
みんなゾロゾロ集まって入ってきた
「ねーヒョン、俺だけに教えてくださいよ。
誰にも言わないから!」
スタジオの隅に手を引き、小声でお願いしてみる。
「シャンパン譲ったじゃないですかあの日、で、東京でも会ってたでしょ?」
、、、、
「その後フラれて最近仲直りした、、ぼく名探偵?」
「いや、なんでわかんの?」
「逆に!分かりやす過ぎて!」
「言っとくけど、フラれてはないから
俺がフラれる訳ないじゃん」
「ヒョンってうまくやりますね〜。
実際、僕たち時間ないじゃないですか、、」
「まぁ、、ね」
♪〜〜〜
「あ、電話、」
着信画面を見てだらしなく緩むヒョンの口元
「出ていいですよ」
相手は絶対、、、
「ヨボセヨ?Aちゃん?
あー今、少しなら大丈夫だよ。」
ここは僕も一言、挨拶しなきゃね♪
背を向けて電話するヒョンに近づき
「はじめましてー!!ヒョンがお世話になってます!
チョン.ジョングクですーーー!」
「っ!!やめ!お前、、マジで
Aちゃん、、ごめんね?かけ直す」
ハァーー。
深くため息をつくヒョン
「切る必要ないじゃないですかー」
「グガ、、」
「はい?」
「Aちゃんは俺らの事知らないんだよ」
「え?」
「まぁ厳密に言うと、俺がこーゆう活動してるって知らない。BTSの存在を知ってるかどうかもわからない」
は?まじで?
それ、バレたら、
「だから、頼むから余計なことするなよ?」
バレたらどうなんの!?
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作者名:めみ | 作成日時:2023年3月24日 20時