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家に着くともう日付けが変わっていた。
目がまわるような忙しさは変わらず
やっぱり夏に予定している長期休暇までは休みが取れそうにない。
「ふー。」
服を脱いで部屋着に着替え
冷蔵庫から出したばかりの冷えた水を口に含んだ。
♪〜〜〜
ソファーに置いてあるスマホを
遠くから目を細めて眺める
「知らない番号じゃん」
長々と鳴って切れ、すぐにもう一度かかってきた。
登録してない番号には出ない、が、鉄則だよね。
マナーモードにしようと画面をよくみると
「ん？日本？」
これは、、、
ここ何週間悩まされてきた問題が
やっと
解決する、かもしれない。
深呼吸をしてボタンを押す。
「ヨボセヨ？」
「グスッ、グスッ、
よ、よぼせよ？？わ、わたし、、」
はぁー。これは
思った以上に
困った困った、子猫ちゃん、だな。
「泣きながらかけてくるなんて、、
1ヶ月も僕を焦らしていたのはキミだよ？」
「ご、ごめんなさぁぁーいぃー。」
「はぁ、泣きすぎ。そんなに僕が恋しかった？」
こんな時でも強がっちゃうのが僕の悪いクセ
「うん。毎日考えて、、」
グスッ
「さよなら言わずに行ってごめんね」
謝りたかったのはホント
「もうぅ、会えないのかと思ってぇーーー。」
「Aちゃん、、、、酔ってる？」
「はい、かなり、ドロドロに、酔っ払っております」
「へぇー？
僕は仕事終わり、こんな夜中に酔っ払いの相手をさせられてるって事だよね？」
「すみま、せん、、」
「この僕を一ヶ月も焦らせて、酔って電話して
いい度胸だね？
酔っ払いさん？」
「申し訳、ございましぇん。。。」
「ねぇ、Aちゃん」
「はぁい、、」
「罰として
すきって言って。
僕のこと。」
「ジ、ジミンさんすきです」
「大好き？」
「うん、大好き、です」
「ジミン大好きって言って？」
「ジ、、ジミン
だいすき」
「よくできました♪
僕の可愛い、酔っ払いさん♪」
「僕も、大好きだよ。」
顔を真っ赤にして恥ずかしがるAちゃんの姿が目に浮かぶ。
うん。最高。
これから
もっともっと僕を好きになって、ね？
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作者名：めみ | 作成日時：2023年3月24日 20時
