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初めての大阪は思った以上に混雑していて
あちこちから聞こえてくる
普段テレビでしか聞かないような、、、
あまり慣れないイントネーションの言葉に
思わず耳を傾けていたくなる。
今思えば今年に入ってから
部署の移動と昇格があり
バリバリと仕事をこなす先輩の
足でまといにならないようにと
必死で仕事をこなす毎日だった。
今回の出張はここ大阪。
今日は朝からその超仕事ができる先輩と
二人で支店に挨拶に行き
その後の打ち合わせが長引いて気がつけば夜だ。
一旦ホテルに戻ってから取引先と会食の予定。
♪〜〜〜〜〜
着信 純さん
さっき支店で別れた先輩からの電話
「もしもし！お疲れ様です！」
先輩「おつかれ〜。あのさ、会食なんだけど、、
相手方の都合で無しになった。
とりあえず今日の夜はゆっくり休んでー」
お偉いさんとのご飯は緊張するから苦手。
しかも初の大阪の夜を楽しめる時間までできて
これはまさに普段頑張っている私への
神様からのご褒美に違いない！！
思わずニヤニヤしながら、今にもスキップしそうに歩く。
「わかりました。ではまた明日の朝、
ホテルの朝食会場に8時でいいでしょうか？」
先輩「うん。ok〜。明日は帰るだけだからね。
じゃあまた8時宜しく」
昼間は全く必要なくて
持ってきたのを後悔したスプリングコートを
着るか着ないか迷うくらいに
涼しいような肌寒いような気温になった。
街を楽しみたい気持ちはあるけれど
一応仕事で来てるし、、
でもこっちでの仕事はもう全て終わったし、、、
「とりあえずビールでも買い込んでホテルに戻るか」
なんだかんだ
部屋でダラダラコースだな。
まぁ、それはそれで私らしくていいかも
なんて考えながら
近くにあったコンビニに入る。
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作者名：めみ | 作成日時：2023年3月24日 20時
