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18.東京 ページ18

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車窓から見える景色が
だんだん見慣れたビル街に変わってきた












昨日の夜の事を思い出したら




「なんだか夢みたいだ」













「ん?

今何か言った?」









「いえ、ごめんなさい。なんでもなくて、、
もう着きそうなので降りる支度しましょう」




新幹線のスピードがだんだん落ちてゆく



















純さんとはプライベートな話しをそんなにした事がない







だから





朝、駅までのタクシーの中











「昨日、部屋に誰かいた?」







「え?」










そう聞かれた時は驚いた















「電話した時、、

いや、変な事きいてごめん」












絶対、、

ジミンさんのせいだ。












「そうだ
今日の会議もよろしくね。資料はこれだから」



「ありがとうございます」









手渡された資料をカバンにしまう。















カバンの中にチラッとメモ用紙が見えた











ジミンさんが書いた


読めないメモ

















昨日ジミンさんが東京でのホテルを確認すると言って
友達に電話をかけた時に、なぐり書きで書いた、







雑なハングル













「これ、明日のホテル

僕予定が結構つまってて
11時くらいにしかホテル戻れないんだけど」








「うん」





「Aちゃんが良ければ遊びにきて欲しい」




「うん、、」





こんな読めないメモをくれなくたって

連絡先を交換すれば済む話しなんだけど






なんとなくジミンさんが言い出さないから
私からも聞きにくいような



聞いてはいけないような


















メモの最後には








【23:30 I miss you】

これだけは読めた。

















その後は










「明日早いみたいだし
もういい時間だから僕帰るね」




「もう帰るの?」




「なに?帰ってほしくないの?
もしかして、さっきの続き〜欲しいの〜?」






綺麗な指が私の唇をなぞる




「いや、ちが、、」




「アハハ、嘘だよ。

仕事、明日もあるんでしょ
しっかり寝なきゃ」






「うん」





「きっと、明日会えるって思うから、帰るよ

今日はありがとうね。」


「出会えて嬉しいよ、、Aちゃん」



















ふー。







私は今日、仕事を終えてから、、



23時半

この読めないホテルに向かえばいいのだろうか













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設定タグ:ジミン , BTS , JIMIN   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:めみ | 作成日時:2023年3月24日 20時

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