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「ヒョン
昨日の夜の事って
俺、聞かない方がいい感じですか?」
コーヒーを啜りながら聞いてみた
「うん。聞かない方がいい感じだねー」
「なんでー。せっかくシャンパン譲ったのにー
言えないような事してると
ユンギヒョンに怒られますよー。」
「えーー?誰か俺の事呼んだかー?」
近くにいたユンギヒョンが歩いてきた
「うわ!ヒョン!なんでもないですよ!
誰も呼んでない、呼んでないから」
あわてるジミニヒョン
「ヤー!ヤー!なんだよ朝から楽しそうにー」
「え〜?なになに?なんかあった系〜?」
みんな集まってきた
「なんなんですかみんな!何もないから!
はーい。解散解散ー」
シッシと手で払う素振りを見せるジミニヒョンを横目に
僕はその場を離れた
あれは絶対に女の子だ
朝方、予定より少し早く目覚めたから
トレーニングでもするかと部屋を出てみたら
あ
「あ、」
「ヒョン
おかえりなさい、おはようございます」
いつもより少し浮腫んだ顔の
ジミニヒョンがいた
「お、おはよ
俺部屋でもう少し寝るから
1時間後に電話で起こしてくれない?」
「了解で〜す♪」
「なんだよ、嬉しそうに」
「なんでもありませーん!
ではごゆっくり、おやすみなさい♪」
ニヤニヤが止まらない
昨日の夜、マネージャーと話しをしていたら
マネージャーのスマホが鳴った
どうやらジミニヒョンからで
東京での宿泊先とか、仕事の終わり時間を細かく聞かれたみたい。
ふーん。
今日といい、明日といい
そんなに夜ばかり
きっとこれは、いやこれは間違いなく
「女の子だな」
うん。
俺の
たまにしか当たらない勘
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作者名:めみ | 作成日時:2023年3月24日 20時