「VIPルーム」 #1 ページ35
サチェ:ではVIPルームいきますか
東矢:……銃を構えつつ扉を開く
イカノ:肩に大槌を担ぎます
□VIPルーム
扉を開ければ、すぐさま気が付くのは鼻を突く異臭だった。
東矢「っ……これは……!」
奏乃「っう、……!?」
腐った肉のような酸味を感じる匂いと鉄分を含んだ湿った空気、思わず顔をしかめてしまうほどの強烈な異臭があなた達を襲う。
しかし、すぐさま別のものに興味を移さざるを得ないだろう。
東矢「いや、それよりも……!」
その部屋は、広さはそれなりにあるものの明らかに異常な様相であった。
部屋が金属製の柵でいくつかに仕切られている。数十人もの人間…しかもほぼ全裸に近い状態の者がまるで家畜のように詰め込まれていた。
奏乃「っ!?」
東矢「っ……なんだっ、これ……!」
ある人間は気を失って床に伏せており、ある人間は視点の定まらない灰色の目を左右別々に動かして天井を見つめ、ある人間は虚空を見つめながらぶつぶつと何かを呟いている。
奏乃「……何、これ……」
東矢「……正気じゃない……!
やっぱり噂は正しかったってことかよ……!」
怪我をし血を流しているものもいるが、血液以外の体液なども垂れ流しのようで、強烈な異臭の原因はこの人間たちであると嫌でも理解できる。
奏乃「これ、やばいですよ……」
また、その全てが男性であり、衣服をほとんど身に着けていないこともわかるだろう。
様々な方向性の地獄絵図を目撃した探索者はSAN値チェック(1/1d3)
東矢「誰が……こんなこと……!」
東矢:1d100<=72 【SAN値チェック】 (1D100<=72) > 94 > 失敗
奏乃:1d100<=56 【SAN値チェック】 (1D100<=56) > 76 > 失敗
クロロ:1d3 (1D3) > 3
[ 草薙 東矢 ] SAN : 72 → 69
イカノ:1d3 (1D3) > 1
東矢「ぐぅっ……!」
[ 唐沢 奏乃 ] SAN : 56 → 55
奏乃「うっ……」
2人がお気に入り
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ