《ミハル》ほのぼのティータイム?《パフェを作って!後日譚》 ページ18
*
「お姉ちゃん!一緒にお茶でも」
「絶対に嫌」
「早い!?」
ホナツと姉妹水入らずのティータイムを過ごそうと考えたが、即座に断られてしまうミハル。それでも彼女はめげずにティータイムを過ごそうとする。それは母親がまだ元気だった頃の、仲の良い2人に戻りたいからなのかもしれないが……あいにく彼女の姉はそうでは無いらしく、顔を顰めている。
「なんでアンタなんかと……あーキモイキモイ。反吐が出るわ。おっえー……」
「ひ、酷いよお姉ちゃん……そうだ!じゃあパフェでも食べない?」
「なんでそうなんのよ。そもそもアンタと一緒にいること自体が嫌だっての」
「どうして……?私はお姉ちゃんと仲直りしたいだけなのに……」
うるうると涙目になるミハル。
それを見て、ホナツは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
「うぇ……アンタ本当にキモイわね……なんでそんな被害者ヅラ出来んのか……大体、私が虐殺の道に進んだのだってアンタのせ……」
「わ、分かった!じゃあチョコのパフェなら?お姉ちゃん、チョコ好きでしょ?私が作ってあげる!甘いのがいい?それともちょっとほろ苦いの?なんでも作るよ!」
「っ、アンタのそういうとこが嫌なの。もう……
「エ-ナンノコトカナー」
「チッ……付き合ってやるから早く作りなさいよ!?」
「やったー!お姉ちゃん大好き!!」
「寄るな!!」
今日も、明日もこんな風に平和な時間が過ぎていく。
この姉妹の問題も、きっと時間が解決してくれるのだろう。
嗚呼、願わくば……
これが彼女の妄想でありませんように。
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