《カラ(?)》メンタルブレイク《キルキルイキル後日譚》 ページ13
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「はぁー……つらぁ……やっっってらんねー……」
普段は妖しい光の灯った赤い瞳が、死んだ魚のような目になり、思わず管理人室のデスクに突っ伏す神……イカノ。
いつも通り、自分の能力で創造したキャラクターをある世界に飛ばし、他の神と共に遊んでいたのだが……今回の世界は、いわゆるメンタルブレイク
それも、今回飛ばしたキャラクターは自分の分身のような存在であったので、余計に辛さが倍増したのだ。
「き……気分転換……そーだぁ、アパートの副管理人にロリでも置こうかな……のじゃロリ……ふへ、ふへへ……」
かなり精神的にキツイのか、意気消沈を超えてもはやハイになった頭で、新たなキャラクターの構想を練る。
「は……ははっ……ううぅしんどいよおおぉ……思い出しただけで涙がぁああ……カラぁぁぁ……フィルぅぅぅ……うわあああん……」
涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃになるが構わず作業を続ける。両手を動かし、桃色の光を放つオーブを操作している所、一粒の涙がオーブに触れた。その瞬間。
「……〜っ、えぇいうるさいぞ!!いつまでないているんじゃこのしれもの!!」
「……う?」
オーブが小さな少女の姿に変わり、そこに片目を隠した桃色の髪の、小さな羽の生えた
「あ……生まれたんかぁ……そうかぁ……ううっ、とにかく話を聞いてくれぃのじゃロリちゃん!!今回の世界が……!!」
「はなれんかいこのしれものがぁっ!!」
……メンタルブレイクした神は時々突発的な行動に走ることがある。by中の人
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