検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:816 hit

《奏乃》奏乃と(で)遊ぼう《人類ケモノ化計画後日譚》 ページ12

*



アパートのある一室。どこよりも静かでシンプルで、なおかつ清潔感のあるその部屋の主は奏乃である。このアパートでは、ある意味この場所が彼女のひとつの逃げ道になっていたりもする、が。今日はどこか違った。


「聞いたわよ!!アンタ犬になったんですってね!!」

「ひゃああっ!?せ、せめてノックして下さいよホナツさん……って言うか、なんでそれを!?わ、私誰にも教えてないですよ!?」

「えへへー、わたしとレイジーちゃんがちょっと頭の中見たんだー。そしてそれをオリジナルに伝えたって訳ー」

「エセ闇オマエトンデモネェ生き恥晒したナ」

「いいい生き恥とか言わないで下さい私が1番分かってます!!」


当時のことを思い出してしまったのか、顔を真っ赤にし憤慨する奏乃。そんな彼女をゲラゲラと嘲笑いながらホナツは続ける。


「なぁに人間としてのソレ2回も失って?1回目はまだ弁解できるけど2回目は酷いでしょw」

「シカモそれをバッチリオマエの彼氏に見られてるとことか笑いすぎてハラよじれるかと思ったゾ。ソンゲンハカイLv100カ?」

「でも誰にでもしっぽ振ってるアンタにはお似合いでしょ。良かったわねぇ構って貰えて?」

「そ、そんな言い方っ……」

「まぁまぁ。しょうがなかったんでしょー。奏乃ちゃんだってこんなことなりたくてなった訳じゃないし」

「ぴ、Pさん……」


珍しくまともな立ち位置にいるPを、尊敬の眼差しで見る奏乃。面白くなさそうに、ホナツとレイジーは部屋から出ていく。
2人を見送りながら、Pは奏乃の耳元でこう囁いた。


「……それで、そのあとお楽しみしたんだねー?ふふふ、案外奏乃ちゃんもああいうとこあるんだね♪」

「〜ッ!!Pさんあなたっていつもそうですよね!?」


……静かだった部屋に、主の大声が響いた。

《カラ(?)》メンタルブレイク《キルキルイキル後日譚》→←《幸》まだ秘密です《VOID後日譚》



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イカノシヲカラ | 作者ホームページ:無し  
作成日時:2023年6月7日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。