開幕!!流しそうめん大会!! ページ20
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「第1回!黎明アパート流しそうめん大会!!」
「は?」
「キュウになんダヨ?」
「な、流しそうめん大会……?」
腕を天高く掲げ、張り裂けんばかりの大声で謎の大会の開会を宣言するイカノ。そんな管理人を不思議そうに見つめる住人。そりゃ無理もない、今までずっと管理人室に閉じ籠っていたやつが突如アウトドアな事をしようと言い始めたのだから。
「いやー今年の夏もクソ暑いじゃん?だから涼める事して夏を満喫しようかなってさ!」
「本音はー?」
「こういうのやってたらとりあえずネタには困らないかなって」
「管理人さん時々メタいこと言いますよね」
「てことでまずは設置からね!!」
「
宝物の持ち腐れにも程がある、と呆れる柊真に、人差し指を振って反論するイカノ。
「ちっちっち。全く分かってないなぁこれだからDTは」
「DT関係ねぇわ斬るぞ」
「ま、まぁまぁ……柊真なら良い相手見つかると思いますよ」
「そうです、応援してますよ柊真くん!!」
「そうだゾDT」
「チックソムカつく……で、なんで能力使わねぇんだよ早く教えろ」
「めんどいから★」
「それだけかよ!!」
「うそうそ冗談」
今までおちゃらけた表情を浮かべていたイカノだが、何処か切なさを感じるような笑みを浮かべる。
「……この空間で言うのもなんだけど、こんな時間って、二度と戻らないんだ。いつ誰が
「……管理人……」
「管理人さん……」
「……たまにはオマエもいい事言うんダナ……」
「……そんな事を考えてくれたんですね……」
「へーそうなんだー」
「それは分からなくもないけど設置って言うほど楽しいもん?」
「おいこら後半2人」
シリアスムードが面倒くさくなったのか、どこからともなく竹を取り出して裏庭に向かうように指示する。
「あーもう面倒くせぇ!!良いかぽまえら!!美味しい流しそうめんは楽しい設置からだ!!気合い入れて作業始めるぞ!!」
「「「「「「……お、おー……」」」」」」
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イカノシヲカラ@企画主催中(プロフ) - 黒乃フィルさん» 可哀想な子って可愛いからね、うん() (2023年2月21日 21時) (レス) id: 23a9d9ad0e (このIDを非表示/違反報告)
黒乃フィル(プロフ) - 確固たる意志…()奏乃…強く生きろよ((((((((((((( (2023年2月21日 21時) (レス) id: 1690a91c12 (このIDを非表示/違反報告)
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