太陽みたいな君へ (ページ3)

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今まで好きという感情が無かった

僕は付き合ってみたものの

好きな感情は無かった。

手を出すと言っても相手は2個下だ。

まだ中学生。何をしたら良いのだろう。

「今度、どっか行こ。」

恋なんてわからない僕が引っ張り出した言葉。

「Aは、渋谷行きたいです！」

と返ってきた。

「そんなんでいいの？」

「翔太くんと渋谷行きたい…です。」

上目遣い気味に言うAに

どきっとしてしまった。

「んじゃ、わかった。」と言って

その日は帰った。

その後、Aと予定を合わせ

今日は予定の前日。

幼馴染の佐久間ってやつに

「絶対、ダサい格好して行くなよ」

なんて言われるもんだから

いつもダサいのかなんて

自己嫌悪になってしまう。

悩みに悩んだ服を着て

妹にダサいか？なんて聞くと、んーいや？

なんて曖昧なこと言うから

夜はなかなか寝付けなかった。