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＊６話＊ ページ7
＊久坂side＊
俺は学校が終わって杉先生を待ち伏せしていた
久坂「先生！」
杉「おう」
久坂「俺さ、初めてこの学校の制服着た時、なんかすっごいワクワクしたんです
中学生になるのが楽しみっていうか、中学校生活に夢を持ってたっていうか
新しい友達と新しい先生に出会って頑張ろうって…
何をどう頑張るかよく分かんないけど、とにかく中学に入ったら頑張るって…そうおもってました」
杉「…終わり？」
久坂「え？」
杉「話、終わり？…じゃないよね」
久坂「逃げ出さずに頑張ってよかったって、俺も思いたい
たとえ学校がなくなるにしても俺達のことを見捨てないって言った先生のこと、俺は信じるよ
以上、じゃっ」
杉「久坂ー！」
俺は帰ろうとすると呼び止められた
久坂「えっ！？」
すると先生は俺を抱きしめた
杉「久坂ー！」
先生は泣いていた
久坂「先生？」
杉「久坂ー！」
久坂「てか、気持ち悪いよ、先生」
杉「久坂ー！」
久坂「先生ー！」
二人で叫びあった
＊滝side＊
統廃合が決まった
統廃合の噂は瞬く間に生徒にも広まり、ダメ教師は増殖した
見捨てられた生徒達の悲痛な叫びにダメ教師達には届かず
こうして私達の学校は荒んでいった
それから、杉先生はちゃんと授業をしていても生徒達は遊んでいる人達もいて、杉先生もだんだんやる気がなくなっていった
そんなわけで、これが今の杉虎之助…
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作者名：ぽん | 作成日時：2016年11月14日 1時
