*5話* ページ6
*杉side*
高須先生から総合学習の課題が出ていないと言われて、生徒達に去年の総合学習について聞いてみた
土屋「去年はこの学校の歴史について調べたんすけど」
田町「ちょー意味なかったし」
杉「意味ない?」
品川「だってなくなっちゃうんでしょ?この学校」
杉「そうなの?」
田町「知らなかったの?この学校、来年、統廃合されるかもって話」
久坂「やめろよ。まだ決まったわけじゃないだろ」
品川「けど先生達言ってたじゃん。ねぇ?」
田町「うん」
久坂「それは、去年の話だろ」
美濃部「先生達見りゃ分かんだろ。皆やる気ねぇし」
沢渡「先のない学校に夢はないってさ」
杉「そんなこと誰が言ってたの?」
沢渡「先生」
杉「嘘…」
美濃部「本当だよ〜」
杉「どういうこと?」
両国「去年、沢渡くんが先生達の話を聞いたんです」
杉「それは!…えーと、先生達が悪いと思う…」
沢渡「皆同じだよ。表向きは忙しいふりしてっけどさ、結局は次の行き先のことしか考えてないんでしょ?」
杉「そんなことないよ〜」
楠本「嘘くせ〜」
美濃部「そういうの、伝わるんすよね〜」
久坂「もうやめろよ」
沢渡「お前は黙ってろよ」
楠本「どうせ転校すんだろ」
久坂「しないって」
沢渡達3人は立ち上がった
杉「こらこらこら!落ち着け!座れ、ほら」
3人は座った
杉「先生頑張るから。たとえこの学校がなくなるにしても…
絶対、君たちのことを見捨てたりはしないから
だから、先生信じてよ」
楠本「何を頑張んだよ」
杉「でも、頑張るから…
さぁ!総合学習の次のかんがえよえか」
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作者名:ぽん | 作成日時:2016年11月14日 1時