＊２８話＊ ページ28
＊高杉side＊
俺達は高須先生を呼び出しに来た
高須「あ？どうした？」
高杉「僭越ですが」
高須「あ？」
高杉「僕達に付き合ってもらえますか？」
高須「ああ」
そして、俺達はとあるサッカーコートにきた
高須「ハハッ何？ここどこって感じ」
入江「先生」
高須「あ？」
入江「昔、サッカー部だったんだよね」
高須「おう、高校のときな」
入江「ゴールキーパーだったんでしょ？」
高須「うん、お前らよく知ってんな」
高杉「僭越ですが、僕と勝負しませんか？」
高須「はい？」
高杉「僕のボールを1本でも止められたらあなたの勝ち、止められなかったらあなたの負けです」
高須「何でそんなことしなきゃいけねぇんだよ」
俺は先生に向かってボールを蹴った
高須「てめぇおらぁ！」
高杉「逃げるんですか？」
高須「受けてやろうじゃねぇか」
A「試合開始です」
こうして、試合が始まったけど、先生は1本も止められなかった
吉田「あ〜あ、完敗ですね」
高須「お前ら、何が目的だ。教師なめんのもいい加減にしろよ！」
入江「先生、どうして杉先生の言うこと聞こうとしないんですか？新米だから？」
高須「そうだよ、あいつはまだ何も分かっちゃいない」
吉田「かわいそうに」
高須「は？」
高杉「あなたはかわいそうな教師ですね。ベテランということにあぐらをかき、自分の考えが全て正しい
それが生徒のためになると勝手に思い込んでる」
高須「何の話だ」
入江「万引きを揉み消し、なかったことにしようとしているあなたのやり方ですよ」
A「万引きが悪いことなのは当事者の大崎が一番よく分かっています」
高杉「でも、あなたはそのベテランの考えを振りかざして、一番肝心な大崎の気持ちを見失ってる」
高須「俺はだなぁ！」
高杉「屁理屈こねんのもうやめてくださいよ
間違いを認められないかわいそうな教師」
高須「子供が何言ってる」
高杉「子供なめてるといつか痛い目みますよ」
吉田「今あってるよ」
入江「あ、そっか」
高須「ふざけやがって！」
俺は最後の1本を先生に当てた
高杉「無様だ」
吉田「先生、教師辞めれば？」
入江が先生の顔に反省文を置いて、俺達は帰った
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作者名：ぽん | 作成日時：2016年11月14日 1時
