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*10話* ページ11

*久坂side*

高杉は先生を立たせて竹刀を当ててまた倒し、首元に竹刀を突いた

久坂「もういいだろ!」

高杉「なぜですか」

久坂「先生死んじゃうよ」

高杉「死ねばいい」

久坂「は?」

高杉「志を失った者はもはや抜け殻です。抜け殻に教師を名乗る資格はありません」

杉「ひどいなぁ、君は」

高杉「あなたは理想を持ってあの学校に入ってきたんじゃないですか?」

A「頑張れば夢は叶うって」

杉「理想だけじゃやっていけないんだよ。現実見なきゃ…

それが大人なんだ」

高杉「廃校が決まったから、だから統一テストを生徒達に受けさせない

大人の理屈ってやつですね」

入江「そうそう。ただ逃げてるだけじゃん」

高杉「残された生徒達はどうするんですか?

あの学校を選んだ生徒達はどうなるんですか?」

入江「先生を信じてる生徒もいる」

高杉「それでもあなたは逃げ出すんですか?」

杉「俺は教師になりたかったんだ

あの学校にこだわってるわけじゃない」

そんな…

高杉「彼を裏切る気ですか?」

吉田「教師のくせに」

入江「ダメ教師」

吉田「ダメ教師」

A「ダメ教師」

高杉「ダメ教師

悔しいですか?悔しいですよねぇ。悔しいなら、ほら、打ってこいやー!」

杉「高杉ー!」

そして、先生が勝った

高杉「無様だ」

と4人は去っていった。

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作者名:ぽん | 作成日時:2016年11月14日 1時

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