恋愛日和【 in×ar 】 (ページ4)

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大ちゃんの唇 … 柔らかい、、

ゆっくり唇を離すが顔の距離は相変わらず
近いままで

大ちゃんの不安そうな顔と
色のついた頬に、また1つ堕ちていく。

…もう１回、したいな、、

理性のブレーキなんてとっくに壊れていた

と思ったら

急に後ろの車にクラクションを鳴らされた。

『ちゃ、ちゃん！青だよ！』

「あ、、、やべ！」

お互い大きな音で我に返って
身体を離したが、顔の熱は引かない。

チラっと、ミラー越しに後ろの車を
見れば強面のおっさんにつり上がった目で睨まれた

…ひいい、、、

結局そこから気まずい雰囲気のまま

店につくまで会話はなかった。

俺のせいだけどさ、、、、。

「「いらっしゃいませ」」

大ちゃんは予め予約を取っていたようで

すんなりと個室に案内された

いつもなら、

よくできまちたねえ！なんて茶化すけれど
ぶっちゃけ今はそれ所ではない

『 … いこ、』

大ちゃんは、視線を逸らしながら
控えめに言えば店員さんの後に付いて行った

「まあ、そうだよね～…… 」

メンバーの、しかも酒も入っていないシラフの男に
キスなんてされたら

いくら温厚で心の広い大ちゃんでも、

ああいう反応になるのは目に見えていたはず

だから今の今まで頑張って我慢してきたのに

何やってんだよマジで………

「はあぁ … 」

バレないように、聞こえないように、

でも大きく、深い溜息をついた俺は

大ちゃんの後ろ姿を追いかけた。

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