検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:78,445 hit

64 ページ14

***





Aが

岩ちゃん達に連れられて
スタジオを出ていった


撮影中だから、あんまり動けなくて。




やっと俺の撮影が終わった時には、時間が経っていた。








「っ直人さん、」







Aは?

ソワソワして落ち着かない俺を見て、プッて吹き出して指さした








「大丈夫だから笑

もうすぐ戻るんじゃない?笑」




「でも、なんで」



「臣、」



「直己さん…」








直人さんの横に座ってた直己さんが、アレって指を指した方向を向いた

そこには、岩ちゃんと由香さんがいて
その後ろには誰かいる









「登坂、あんた準備いい?」



「臣さん、暴れないでくださいね」








もう含む笑顔が隠しきれてない由香さん
意味わかんないこと言ってる岩ちゃん

その後ろを覗いた健ちゃんとエリー、隆二がえー!なんて言って騒いでる








「…準備ってなにを」







なんの準備しとけばいいんだよ

首を傾げた俺をみて、ニヤッと笑った2人の後ろから押し出すように出てきたのは









「 っ、A… 」








居なくなってたAで。

メイクも普段のナチュラルなものじゃなくて、この撮影に合わせてしっかりめになってて、

服も、さっきの白のトップスとジーンズじゃなくて、
ボディラインが分かるタイトめな物へ。背中は真ん中くらいまでスリットが入ってる







『っおみ、く… ! 』







赤い顔してまた2人の後ろに隠れようとするA


逃がしてたまるか

こんな可愛くて色気があって、ほら隆二だってあんな溶けた顔してんの

みんなを夢中にさせるなんてダメだから




細い腕を掴んで、俺の元に引き戻した

胸の中にいる小さな彼女を
大切に 逃がさないようにぎゅーって抱きしめた








『!?おみく、みんなみてる…っ!!』







無視しとけよ

そんなに足出してさ、その首筋も柔らかい腕とか噛み付いていい?


シルシ付けていい?




ガブってしたくなって、ジタバタするAの耳に小さく息を吐いた






『 っ、ぁ …!』






俺にしか聞こえないくらいにもれた声

あぁ、堪んねぇ







「こら!!」


「ちょ、臣さん!笑」


「なにしてんねんお前!笑」








パカって頭を叩かれて

ベリベリと引き離された



むーって口をとがらせる俺を説教する直己さん
大爆笑してる隆二とエリーと由香さん

Aに駆け寄って話してる直人さんと岩ちゃん

健ちゃんにおいてはビデオ撮ってやがる







***

65→←63



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
613人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:miu:miku | 作成日時:2020年9月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。