End of Line 【登坂広臣】 (ページ5)

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…

「あ～臣、おつかれさま」

「お疲れ様です、すみません撮影伸びちゃって、、」

「まだ話し合いそこまでだし、いまはティータイムだよ～！」

「ティータイム？笑」

テツヤさんの変装セットがレベルアップした格好だ。

聞いたことある気がする…この声…
あぁ…あの歌を歌ってたのって、彼らだった…？

「…こちらの方は？」

不思議にそうに私に向けられた視線

そりゃそうだ…
見たことも無い女がこんなところにいたらそうなるよ

「行きつけのカフェのオーナーさん」

『ら、蘭堂Aと申します…』

「どうも。登坂広臣です」

「臣ちゃんの事はわかる？」

とさか、ひろおみさん…

唯一聞いていた曲を歌っていたのは彼らかもと思いつつも、違うかもしれないし、とフルフルと首を振った

「そっかそっか。」

その反応に、びっくりしたように目を少し開いた登坂さんと、優しく頷いたテツヤさん

「あ、そう。臣ちゃん、あそこのテーブルの上のマフィンと紅茶、Aちゃんからの差し入れ」

「あ、マジすか」

「オレのイチオシだから！」

「ありがとうございます笑
いただきます」

ぺこりと小さく例をして、彼はスタジオの中に埋もれていった

そんな彼を目で追っていたら、ふと振り返った彼と

「『……』」

何故か、パチリと目が合った

…