End of Line 【登坂広臣】 (ページ27)

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臣くんに抱きしめられてからバクバクが止まらない心臓を、ぎゅって抑えながら、手を引かれるままメンバーの皆さんがいるという控え室へ。

顔真っ赤だったらどうしよう、、

頬をぺたぺたするけど、それは大丈夫そう。

「あ！やっときた！」

ドアを開けたら、

『っ、!? // 』

上裸のメンバーさん達がいて、

そんな光景は、見慣れてなくてボンって顔が赤くなってくのがわかる。そんな私を察してか、クルッて回れ右させた臣くん

「ごめん、いつも通りに開けちゃった」

『私がいることがイレギュラーだから…ごめんね』

ごめんねって頭を撫でられて、また顔が赤くなって気がする。

だって、ほっぺあっついもん…

「まって？まって臣ちゃん。なんか距離感近くなってない！？」

「ふふんっ」

「あ！なにその自慢げな顔！！笑」

「臣さんついに付き合ったんすか！？」

「岩ちゃんストレートすぎ笑」

やいのやいの聞こえてくる皆さんの声

振り向けない…
スススってドアの方に移動して、バレないようにこっそりと抜け出した…はずだった

「失礼しますー、ごめん臣、蘭堂さん知らない？」

「くくっ、その扉の後ろにいます笑」

「えぇ！？」

咄嗟に開いたドアを避けたら、ドアの後ろになって壁とドアに挟まれた

もう…本当に恥ずかしい…

「うわ！すみません、大丈夫ですか？」

『もうこちらこそすみません…』

慌ててドアが引かれて、やっと隙間から抜け出した。

「蘭堂さん、ちょっと話したいことあるかいいかい？」

『はい。』

あ、…また挨拶のタイミング逃しちゃった…

メンバーの皆さんにぺこりとお辞儀をして部屋を出た。

チラって振り返ったら、臣くんが小さく手を振ってくれてて、私も小さく振り返した

…