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第七夜 ページ10

シスルside


アリババ君から話があるのでアマディアを呼んできて欲しいと言われたので探していたのだが…

アマディア「もぉむりぃ・・・、ちびっこ共元気よすぎでしょぉ・・・・・・。」

シスル「あら、何してるんです?滑稽ですのでそのままでどうぞ。」

地面に寝転がってるアマディアを見つけた。

アマディア「げっ。」

シスル「人の顔見て言うものですか。これだからガキは・・・。」

アリババ君から話があると告げてついてくるように言うと、溜息をつきながらアマディアがついてくる。

――――――――――――
―――――――――
――――――

呼ばれた場所に行くとアリババ君以外にもカシム君など他の人が集まっていた。

「アリババ君、話とはなんでしょうか」

「あぁ、実は俺達は"義賊"なんだ」

「賊?じゃあおにーさんは悪い人なの?」

「違う、俺達は―――――――」

アリババ君はこの国の国民が税と貧困で困ってる事、奪った物は貧しい人に与えている事を教えてくれた。

「………」

話を聞いて私もアマディアも黙っていた。

この国は見た目は良くても内側がボロボロ。

栄えているように見えた様子は思った以上に悪かったらしい。

「おにーさんは、この国の子達のヒーローなんだね」

先程遊んでいた子供を思い出したのだろうアマディアが言う。

「私達も手伝いましょうか?」

「いや、駄目だ。子供も女、それに客人にそんなことさせられない」

「だいじょーぶだよ、僕達めっちゃ強いんだから!」

「そうですよ、なんなら…手合わせしましょうか?」

「い、いや、必要ないよ」

空気が変わったのがわかったのか、アリババ君は私達の強さがわかったらしい。

「それで、こちらの戦力と戦略等を教えていただけますか?」

「あぁ」

アリババ君達が使っている武器についての説明、人を傷付けないという戦略を伝えられる。

「では、次はいつ決行するのでしょうか?」

「そうだな…次は明日の夜、かな」

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作者名:礼零 x他3人 | 作成日時:2019年1月14日 21時

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