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第三夜 ページ6

シスルside


「「なんでお前がここに居るの!?」」
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家族の様な弟の様な、敵対してて殺したいくらいに憎たらしい少年。

「アマディア…なんでお前がここに居る。まさかお前が私をここに連れてきたの…?」

「はあ?それはこっちのセリフなんだけど!」

姿を見て戦闘に入りかけた私達だが、数少ない知り合いがいたということで落ち着くことにした。

「てかさ、ここって何処なわけ?明らかに僕らのいた世界とは違うでしょ?」

「そうね…変な建物はあるし、見たことも無いモンスターもいたし…」

「そうそう!それに僕のこと主って言ってた変な青い巨人もいたし!」

「それ私も会った。」

そんな事を話しながら歩いていると街が見えてきた。

海のある大きな街。

「取り敢えずあそこに向かってみようか」

「うん」

街を見下しながらアマディアに言う。

「スラム街でこの街のこと聞こうと思うけど、いいよね?」

「別にいいよ、スラムの人達は、色んなこと知ってるからね」

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―――

「もうムリ!足がいたくて歩けない!」

確かに私達が同じ時間にこの世界に飛ばされたとしたなら、6時間ほど歩き続けている事になるが…

「お願いだから道の真ん中で駄々こねるのは辞めてくれない?」

「足が疲れた!今日はもう泊まるとこ探して休もうよ!」

「はぁ…」

ここはスラム街…の、ど真ん中あたり。

ずっと歩き続けていた私達だが、アマディアが歩くのを諦めた。

「てか足が痛いのは私もなんだけど…」

「じゃあ泊まるとこ探そうよー!」

「泊まる場所にアテがないし、お金も少ないし…」

?「…なあお前ら、大丈夫か?」

背後からの声に振り向くと、金髪に金色の瞳の少年が立っていた。

?「困ってるなら、俺らのところに泊まるか…?」

「ほんと!?おにーさん優しい!」

少年からの提案に飛びつくアマディア。

少年は悪い人には見えないし、あのアマディアがすぐに提案に乗っている。

「本当にいいんですか?」

?「おう!家族が多いけど良いところだぜ!」

「僕の名前はアマディア!」

「私はシスルと言います、貴方は…?」

「あぁ、まだ名前を言ってなかったな。俺の名前はアリババ。よろしくな!」

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作者名:礼零 x他3人 | 作成日時:2019年1月14日 21時

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