【マギ】異世界冒険譚【トリップ】 (ページ50)

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第四十八夜ページ50

淡く暖かい光が周辺を包み込む。

光が徐々に弱まり消えると苦しげに寝込む人達の怪我や傷が消えていた。

アマディア「よし！これで楽でしょ？」

褒めて褒めて！と言うように、ニコニコと笑顔を振りまくアマディア。

傍らで深い溜息をつくシスル。

はぁ、この馬鹿め。これからどうなるか分かっているのか？どう説明するというのか、もう少し考えて行動して欲しいですね。

すっ…と顔を上げてアマディアに言う。

シスル「よく出来ましたね、他の方達も治してあげましょうね」

シスルは考えるのをやめた。

魔法を使ってしまったことを悔いるのではなく、これからどうするかに頭を使う事にしたのだ。

説明や証明は私が何とかするとしよう。

一度治してしまったのだから、これからはいつでも使えるということを喜ぶべきだ。

開き直って考えることにしましょう。

シスル「アマディア、貴方は重傷者を。私は応急処置のみを行うので」

怪我が軽い人は応急、取り敢えず一般の人はここから逃げて欲しい。

動ける人なら自分で逃げられるでしょう。

…向こうはそろそろ決着がつく頃だろうか？

あぁ、やはり気になりますね。

治癒魔法をかけながらアマディアも少しばかりそわそわしているようですね。

アラジン、君は一体何者なんだろうね