第四十四夜 ページ46
シスルside
「自分でやれるだけの勇気があれば出来たでしょうね」
つまらなそうに副王様を見ているアマディアに言う。
「まあ、あとはシンドバッドさんとアリババ君がやってくれるでしょう」
アリババ君は、大変ですね。
色んな人の信頼、責任を背負っている。
まだ彼は子供なのにねぇ。
アマディア「お話終わったみたいだよぉ」
もう寝ようよぉ、と言ってベッドに潜り込むアマディア。
「はいはい、子供はもう寝ましょうね」
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昼頃、アリババ君がシンドバッドさんにジンの使い方を知りたいと言う。
アリババ「力が必要なんだ。この国を守るために!」
広い場所に移動して、アリババ君は呪文を唱える。
アリババ「厳格と礼節の精霊よ、汝と汝の眷属に命ず、我が魔力を糧として、我が意志に大いなる力を与えよ。出でよ、アモン!!」
アリババ君を炎の柱が囲む。
シンドバッド「だめだ。もっとアモンの炎を身体のまわりに収束させろ!君の求めるジンの使い方は別にある。あの煌帝国の姫のように…」
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魔力を使い果たしたアリババ君が地面に倒れ込む。
シンドバッド「君も知っているだろうが、ジンの金属器は、ためてある魔力が尽きると何も出来なくなる。残量に注意しろ」
アリババ「はい…魔力をまたためるにはどうしたらいいですか?」
シンドバッド「君が体力を回復させ、金属器を身につけていれば数時間ほどでたまる」
シンドバッドさんの話をちゃんと聞き、実践する。
しっかりとなんらかの゙目的゙を持っている。
いや、目的が出来たのかな。
…カシム君かな。
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作者名:礼零 x他3人 | 作成日時:2019年1月14日 21時