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第四十一夜 ページ43

アマディアside.


体を変化させようとしたお姫様の手を、僕を残してそっちに行ってしまったシスルが掴む。

みるみるうちに、お姫様の変化が解けていく。

アマディア『あれなんの魔法だろ。解毒系かなぁ?・・・てか、』

あの微笑みはナンパするときの顔だ。

あの気色悪い笑顔、ほんとにこの世のものとは思えないほどゾッとする。

お姫様はぽっと顔を赤くさせると、シスルが握っている手を見てばっと振り払った。

シスル「失礼しました、姫君。」

シスル「ただ、私は貴女を止めなくてはなりません。姫君は立場のある身分でしょう?こんな所で争うべきではありませんよ。」

お姫様「だ・・・だって・・・あの子が・・・!」

お姫様がほっぺを赤くしながら、アラジンくんを指さしてシスルに言った。

え、ちょっとまってよ。

・・・惚れてんの?

シン「アラジン、君も杖を収めてくれないか。」

わ、びっくりした。

お姫様を見て焦ってる僕を放ったらかしにして話がどんどん進んでいくシスルたち。

てか、シンドバッドおじさんどっから出てきたの。

シン「大丈夫だ、“ジン”はこの程度じゃ死なない。」

シン「君の友人はまだ生きている。」

シン「それに、そんなに激昂してしまって戦うなんて、君らしくもないんじゃないか・・・・・・?」

アラジンくんがおじさんにそう言われて、焦った表情を浮べる。

てか。

シスルの顔めっちゃ険しいんだけど。

うける。

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作者名:礼零 x他3人 | 作成日時:2019年1月14日 21時

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