【マギ】異世界冒険譚【トリップ】 (ページ39)

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第三十七夜ページ39

アマディアside.

ボロボロになっちゃったジュダルくんを肩に抱えて、まだだいじょぶそうな建物の屋根に避難した。

あんな威力高すぎのとこにいたら吹っ飛ばされちゃうしね。

アマディア｢あれ。あの人、ジュダルくんのご主人様かな?｣

上からたくさんの気配を感じだから見上げてみると、そこにはでっかい絨毯に乗った貴族達がいた。

真ん中にいる人がお姫様っぽいし、ジュダルくんのことめっちゃ見てるし。

アマディア｢届けてあーげよっ、と。｣

僕は絨毯を目指してジュダルくんを肩に抱えたまま、高く高く飛んだ。

ストッ

??｢あなた、何者･･･?｣

アマディア｢僕はふつーの人だよぉ。ジュダルくんのご主人様みたいだから届けに来たの。｣

僕はお姫様のそばにいた人にジュダルくんを渡した。

お姫様はありがとうと一言僕に言うと、バッと振り向き、地上にいるウーゴくんを睨んだ。

??｢あらあらぁ･･･。なんなのぉ?あの化け物は･･･。｣

??｢随分と私たちのかわいいジュダルちゃんをいじめてくれたみたいじゃなぁい?｣

お姫様の存在に気がついた人たちが、びっくりした顔をしている。

話しを盗み聞きしていると、お姫様はやっぱりお姫様でお姫様の隣にいる黄色い人は夏黄文って言って、ジュダルくんは神官らしい。

ジュダルくんけっこう偉いんだねぇ。

てか、僕はいつ下に降りればいいの･･･。